ともに困難を超えてこそ

命をかける――松下幸之助のことば〈64〉

 正しいと思うことを知り、その正しいことに命をかけるということが、私は日本人の伝統であったと思います。 『松下幸之助発言集11』(防衛大学校での講演・1964)

ともに困難を超えてこそ

伝統の精神という「木」――松下幸之助のことば〈63〉

 日本人はこれまで、いろいろの思想や宗教などのものの考え方をとり入れ、それを日本人の伝統の精神という木を成長させる肥料としてきたのではないでしょうか。 『日本と日本人について

ともに困難を超えてこそ

行動は永遠に残る――松下幸之助のことば〈62〉

 きみらが死んで灰になってしもうても、灰になったその人の行動というものは永遠に残っていく。歴史の上に残る。それで立派やとか立派やないとか批判されるわけや。だから、われわれの一挙

ともに困難を超えてこそ

「安心」について――松下幸之助のことば〈61〉

 世の中の求めのないところ、いかなる職業も成り立ち得ないのです。その意味ではお互いの仕事、職業は、自分でやっているというよりも、社会にやらせてもらっているのだということになると

ともに困難を超えてこそ

「国民外交」の遂行――松下幸之助のことば〈60〉

 企業の一万人の人の中に海外に出ている人がある。その人が立派な日本人である、立派な社会人であるとなれば、ああ日本の人は立派なものやな、何々商店の人は立派やというだけでなくして、

ともに困難を超えてこそ

企業の「社会的責任」を果たす――松下幸之助のことば〈59〉

 社会的責任というものは、企業には本業がありましょう。その本業というものを全うすることが、社会的責任の第一ですわ。第二は、その本業を遂行するにあたって、いろいろ社会に対して影響

ともに困難を超えてこそ

自分の「社会的責任」を知る――松下幸之助のことば〈58〉

 一人ひとりの社会的責任というものが、必ずしも十分に認識されていないように思われる。その結果、自分の社会的責任はタナにあげて、他の責任だけをもっぱら追及するというような姿が多く

ともに困難を超えてこそ

片手にハンマー、片手に政治――松下幸之助のことば〈57〉

 あの(太平洋)戦争直後に非常に困難になった時期がございますが、その時は私どもは、片手にハンマーを持ち仕事をする、そして片手で食糧探しをするというような生活をしばらくしたわけで

ともに困難を超えてこそ

運を磨きあげる――松下幸之助のことば〈56〉

 ぼくは今までに何度か死ぬような場面に出くわしてきたのです。しかし、その時にもぼくは死ななかった。そういうことを何度か体験すると、いつしかぼくは非常に強い運命をもっているのでは

ともに困難を超えてこそ

松は松らしく――松下幸之助のことば〈55〉

 たとえば松がより松らしくなっていくことにそのよさがあるごとく、日本人はあくまでも日本人としてより立派に生きるよう、将来に向かって努力を続けていかなければならないと思う。&nb

ともに困難を超えてこそ

絶えず自己認識する――松下幸之助のことば〈54〉

 絶えず自己認識、自己観照する。自分の会社は今、どれほどの力があるか。そういう力があるとすれば、この仕事をしなくてはならない。また、できるだろうと、こういうことを考えて、私は仕

ともに困難を超えてこそ

自分を観て、欠点を直す――松下幸之助のことば〈53〉

 君、自己観照をやったことがあるか。いつも自分自身を、自分の中にあって観ているわけやろ。それを一ぺん、君自身が身体から外へ出ていって、そして出ていった君が、今、現に存在している