松下幸之助用語

素直な心

 

用語解説

 人間が生きていくうえには何かと“とらわれ”が生じやすいものだ。その“とらわれた心”でものをいい、行動するところに「対立や争い、いがみ合い、誤解、憎しみ、不信、非難攻撃など、好ましからざる姿が生じがちになる」と松下幸之助はいっている。素直な心を一言でいえば、“とらわれない心”といってよい。つまり、誰に対しても何に対しても耳を傾けすべてに学ぶ謙虚さ、一切を許し入れる寛容さ、物事の実相を正しく見、その価値を正しく認識して道理を知る心こそ“素直な心”なのである。その何物にも代えがたい値打ちを強調して、「素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む」ともいっている。