1/10発売『Voice』2017年2月号に、同誌1980年11月号に掲載された松下幸之助の原稿「憲法再検討のすすめ」が再録されました。日本の自立を求めて、国の根幹である憲法を見直す視点について語った内容です。ご購入の際は、ぜひご一読ください。

 

内容

一部紹介

十年、二十年ごとに再検討を

憲法は、国民の良識によってつねにいろいろの角度から検討し、必要に応じて新しい実情にあったものに変えていく。そういう検討、改正を行なうことによって、国として進むべき新しい道をひらき、より高い進歩を生み出していく。そのような繰り返しがあってこそ、初めて国家のほんとうの発展というものが期しうるものだと思います。
 

政治家の最大の責務

憲法について考え、憲法を論ずることは、政治家としての最大の責務であるといっても決して過言ではないと思うのです。
そのようなことからしますと、私は、大臣が憲法について私見を発表したことをもって非難されるというようなことは、好ましいことではないと思います。政治家が憲法を論ずるということは、医者が医学を論ずるのと同様のことであり、それを非難するのは、医学を論ずる医者に、医者をやめろ、というのと同じことだという気がするのです。
 

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2017.1.12