隔月誌『衆知』の連載「幸之助さんと私」は、松下幸之助の人生と経営における哲学を、各界識者のインタビューから探る企画です。

 

今回は、幸之助の「人を活かす」考え方に感銘を受け、部下指導や組織運営に役立ててきたというローソンの竹増貞信社長に、その実践についてうかがいました。

 

働く人の持ち味を活かし、「お店柄」で地域に貢献する

インタビューの一部を紹介

(前略)

――この本(松下幸之助著『人を活かす経営』)のどんなところに影響を受けられたのでしょうか。

 

竹増氏 まず、冒頭に「人間はダイヤモンドの原石のような存在だ」という話が出てきます。

 

「人間はだれもが、磨けばそれぞれに光る、さまざまなすばらしい素質をもっている。だから、人を育て、活かすにあたっても、まずそういう人間の本質というものをよく認識して、それぞれの人がもっているすぐれた素質が生きるような配慮をしていく。……(中略)……そういう認識がなければ、いくらよき人材がそこにあっても、その人を人材として活かすことはむずかしいと思う」(序章「人を育て活かすために」より)

 

それまでの私は、そのような目で人を見たことがありませんでした。もちろん、人間一人ひとりに個性はあるし、誰もが尊重されなければならないと、頭ではわかっていました。

 

しかし、現実には、「なぜできないんだ」「どうして私の思った通りにやらないんだ」と、自分の尺度を相手に当てはめることしかしていない。自分は本当に至らない人間だと深く反省しました。

 

そもそも、誰もが私とは異なる人格を持ち、生まれた場所や育った環境も違います。たまたま縁あって同じ会社で仕事をしているだけです。

ですから、自分中心の目線で部下を見ていては、その個性を活かすことなどできるはずがありません。人にはそれぞれ磨けば光るいいところが必ずあると考えて、それを見つけることから始める必要があると痛感したのです。

 

…インタビューの全文は『衆知』20年3-4月号をご覧ください。

 

関連書籍

 

関連コラム

松下幸之助 用語セレクション

人間は磨けば光るダイヤモンドの原石のようなもの――人間観・自然観・宇宙観〈3〉

 

2020.3.19

 

PHP理念経営研究センターロゴ