弊社経営理念研究本部 本部次長 渡邊祐介(PHP理念経営研究センター代表)の執筆コラムが、『衆知』2020年1-2月号に掲載されました。

 

特集「商売の勘どころ」

世界的なエレクトロニクス企業を一代で築き上げた松下幸之助。数々の画期的な製品を世に送り出し、日本の「ものづくり」をリードした牽引役ではあるが、それ以上に誰よりも”商売”としての営みに重きを置き、生涯「一商人」としての心を持ち続けた。幸之助は社員たちに「商売の勘どころ」について、どのようなことを語ったのか。そして、これからの時代の「勘どころ」をつかむための心得とは。

 

『衆知』掲載内容の一部を紹介

「一商人」としての自覚を持つ

幸之助は何より、商売の素晴らしさ、意義を訴え続けていた。

昭和四十三(一九六八)年に販売会社・代理店に向けて発行された『販売のこころ』(松下電器産業株式会社・電池事業本部〈非売品〉)の冒頭で、幸之助は次のように記している。

 

「物が動いて、お金が動いて、それで一応の商売が成り立つというものですが、もう一つ根本的に大事なことは、物や金とともに、人の心もまたこれにのって、移り動いていかなければならないということです。単に物をつくり、物を売り、そしてお金を得ているというだけなら、商売とはまことにさくばくとしたものになってしまいます。そうではないのです。物とあわせて心をつくり、物とともに心を売り、そしてお金とともに心をいただく、つまり物や金が通い合うだけでなく、お互いの心というものがその間に通い合うことが、きわめて大切なのです。そこに、商売の真の味わいというものがあると思います」

 

実業の世界に入って六十余年、初めて一人で商売に成功した時から数え切れないほどの経験を重ね、このような思いに達したのであろう。

今日、ネット上の取引が増加する一方で直接的な接客が減少しつつあり、幸之助が生きていた頃とは商売の様相も大きく変わってきている。しかし、商取引をつかさどるのが人と人である以上、その本質は普遍的なものであるはずだ。

 
……記事全文は、『衆知』20年1-2月号をご覧ください。
 
 

 
 
2020.2.17
 
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