HOME > WEBコラム > 今月の「松下幸之助」

WEBコラム

今月の「松下幸之助」
累計96万部突破の隠れたロングセラー 『指導者の条件』(松下幸之助著)

 2011年3月11日、あの東日本大震災から1年近くが経とうとしていますが(2012年2月時点)、国内に噴出するさまざまな問題を力強く解決していくリーダーが、いま必要とされています。

 そこで、「トピック 幸之助・ザ・ワールド」では、松下幸之助が“リーダーの要件”を102項目にまとめた『指導者の条件』(累計発行部数96万部超〈2012年2月時点〉)をご紹介します。

(2012.2.8更新)

 

詳細

 経営者・指導者・リーダーにとって最も大事なことはなにか――それは「最高の熱意」であると、松下幸之助はよく述べていました。

 

「熱意こそものごとをなしとげるいちばんの要諦」「なんとなくやりたい、という程度では事はなるものではない。なんとしてもこれをやりとげようという熱意があってはじめて知恵も湧き、工夫も生まれてくるのである」というのが、幸之助の体験から生まれた信念でした。



松下幸之助が政経塾塾生に期待した「人材像」とは

松下幸之助が創設した松下政経塾ではどのような教育がなされているか――

 塾生OBから初の総理大臣誕生(2011年11月時点)。野田首相の舵取りとともに、松下政経塾という存在も、マスコミや多くの国民から注目されていますが、「人育ての名人」でもある松下幸之助が、創設者として、政経塾に望んだ教育方針の大きな柱の一つに、「自修自得」がありました。政経塾では、実社会での体験研修、さらに各界に「師」を求め積極的に教えを請うていくことを重視するのですが、松下がそのことの意義を塾生に語るとき、「宮本武蔵」をよく引き合いに出していたようです。

 

 そこで今回は、松下幸之助が政経塾塾生に期待した「人材像」についてその一端をご紹介、あわせて関連書籍をご案内します。

(2011.11.10更新)



松下幸之助が総理大臣に期待したこと

 松下政経塾出身の初の総理大臣が誕生してから、もうひと月以上が過ぎました(2011年10月時点)。有識者から一般の方々まで、多くの方々が関心を寄せ、その一挙手一投足が注目されています。その政経塾創設者である松下幸之助が、じつは「総理大臣の要件」について提言したことがありました。 昭和41年のことです。

(2011.10.7更新)

詳細

 当時、松下は「あたらしい日本・日本の繁栄譜」と題して、日本の政治・教育・経済といった多岐分野にわたり、その問題点について言及した論考を、『PHP』誌に毎号掲載していました(昭和40年2月号~昭和46年5月号、計75回にわたって発表され、『実業の日本』にも昭和40年2月1日号~昭和42年3月15日号まで27回分掲載された)。


 この論考は当時大いに反響を呼び、現にその頃から『PHP』誌の発行部数も急上昇、昭和41年に10万部の大台突破、42年に25万部、43年には50万部、44年新年号ではついに100万部を突破しました。
 

 今回は、そのなかで 「だれが総理大臣になろうとも」 という見出しをつけた内容(『実業の日本』昭和41年4月1日号、『PHP』昭和41年4月号に掲載)を全文紹介いたします。


 またあわせて、昭和52年に刊行された松下幸之助著『私の夢・日本の夢 21世紀の日本』の終章に収めた「首相の演説」をご紹介します。本書は、近未来ストーリー仕立てで日本の国政のあるべき姿を描いたものですが、ストーリーのなかで登場する近藤首相の演説には、松下が思い描いた「総理大臣のあるべき姿」が見てとれます。30年以上前の作品ですので時代状況にそぐわない面もありますが、グループサイト「PHP Online 衆知」にて全文紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

 野田首相(2011年10月当時)には、ぜひこの松下幸之助初代塾長の想いをしっかりと受け止めて、立派にその任務を遂行し、日本国民の期待に応えていただくことを強く要望したいと思います。

PHP研究所経営理念研究本部

 



松下幸之助の電子書籍

 松下幸之助の発意によって始まったPHP活動、その活動機関誌『PHP』の裏表紙に、松下はみずからの思うところ、考えるところを綴っていました。

 その連載をまとめて、昭和43年(1968)に書籍化したのが、現在累計部数480万部(2011年6月10日時点)を超えるロングセラー『道をひらく』です。本書を電子書籍化したところ、ことのほか好評で多くの方々にご購入いただいております。今回はこの『道をひらく』をはじめとする、「松下幸之助の電子書籍」についてご紹介します。

(2011.6.10更新)



「心得帖」シリーズ

 松下幸之助の数多い著作のなかに、「心得帖」と名のつくものが4冊あります。

 発刊以来、多くのファンの方々にご支持をいただいて、それぞれロングセラーとなっていますが、この人生・仕事・商売に対する幸之助の基本的な考え方をまとめた「心得帖」シリーズを、今回はその制作当時のエピソードとともにご紹介します。

 

 新入社員の方々、さらにはその方々を受け入れて、部下指導をする立場の方々が、日々みずからの仕事に対する考え方・取り組み方の点検をされるなかで、このシリーズが参考になれば幸いです。

(2011.4.7更新)

 



松下幸之助の揮毫

 今回は、松下幸之助の「揮毫(きごう)」についてご紹介します。
 幸之助は、落款を「陽洲」とし、みずからが好んだ言葉を選び、書をしたためる、そういう機会を大切にしていました。遺されている揮毫はそれほど多くはなく、正直なところ達筆とはいえないのですが、どれも精魂を込めて書いたものばかりです。姿勢を正し、筆をとる姿の写真を、弊社経営理念研究本部では数十枚ほど所蔵しています。以下に、代表的な2つの揮毫を、その言葉に込められた意味・エピソードとともにご紹介します。

(2011.2.18更新)



ページトップへ