Q130:幸之助の以下のエピソードで当てはまるものは?

昭和30年代後半、ある成人式で講演に臨んだ幸之助は、演壇に立ったとき、新成人の姿を見てどのような感想を述べたでしょうか?

(1)ほほえましい
(2)うらやましい
(3)危なっかしい

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解答&解説コラム

 (2)が正解です。昭和30年代後半、幸之助はある成人式に参会し、講演の演壇に立ちました。会場には、数千人の新成人がぎっしりと席を埋めています。その若々しさを目の当たりにし、“うらやましい”と感じた幸之助は、「もしできることならば、私は自分の一切を投げ打ってでも皆さんの年齢に返ってみたい」と述べました。

 幸之助は“青年期こそ人生の黄金時代だ”と考えるとともに、かねてから“精神の若さだけはいつまでも失いたくない”という思いも持っていたのです。そこで昭和40(1965)年、アメリカの詩人サミュエル・ウルマンの詩『青春』からヒントを得て、自らの座右の銘をつくりました。

 

 青春

青春とは心の若さである
信念と希望にあふれ勇気にみちて
日に新たな活動を続けるかぎり
青春は永遠にその人のものである

 

 年齢が増えることによる肉体的な衰えは避けられなくとも、心の若さは気の持ちようである。常に前へ進む気力さえ失わなければ、若さはいつも向こうからついてくる。この言葉に幸之助は、常に若くありたいという希望と、常に若くあらねばならないという戒めをこめたのです。