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お客に足を向けて寝ない――真の商売、真の経営とは〈17〉

 昔の商売人は「お客様の家の方には足を向けて寝ない」というほどの感謝の気持ちでお客に接したといわれる。そういうものがおのずとお客にもつたわり、そこにその店に対する“

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敗因はすべてわれにあり――真の商売、真の経営とは〈16〉

 武田信玄がこういうことをいっている。  「負けるべきでない合戦に負けたり、亡ぶはずのない家が亡ぶのを見て、人はみな天命だという。しかし自分は決して天命だとは考えない。みなや

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仁慈の心――真の商売、真の経営とは〈15〉

 さかのぼれば、古代においてすでに、仁徳天皇は、国中に炊事のけむりの乏しいのを見て人民の困窮を知り、三年間課役を中止し、三年たって国中にけむりが満ちてはじめて、「民富めり」と再

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権力を与えるからには――真の商売、真の経営とは〈14〉

 権力、権限を与えるからには、やはりそれを正しく行使してもらわなくてはならないでしょう。権力が大きくなればなるほどそうですね。  しかし、その権力を正しく行使してもらうために

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世間とは鏡のごときもの――真の商売、真の経営とは〈13〉

 世間とは鏡のごときものである、いいかえれば神のごときものであり、その裁断は神の裁断であると思うんであります。そうでありますから、もし自分が誤ったことをしなかったら、必ず世間は

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渇しても盗泉の水を飲まず――真の商売、真の経営とは〈12〉

 会社というものは、何といたしましても自力経営をやらないといかん、他力本位ではいけない、自力でやらないといかん、それが立派な自主独立の姿であると、こう私は思っているんです。あっ

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窮通の道――真の商売、真の経営とは〈11〉

 私は悲観論者でも何でもありません。むしろ私は経済に対しましては、ほんとうは楽観論者なのです。非常に困難な場合に直面いたしましても、なるほど困難であるが“窮通の道&

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秘めた素質を引き出すには――真の商売、真の経営とは〈10〉

 松下村塾には、高杉晋作などのような、名門、上士の子弟もいるが、同時に伊藤博文とか山県有朋のような足軽の子もいる。封建時代にあっては、ふつうであればまず重く用いられることのない

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損して得取れ――真の商売、真の経営とは〈9〉

 私ども子どもの時分によく親方から教えられたのは、商売人というものは、“損して得取れ”ということです。これは少し旧式な話でありますけれども、損して得取れ

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指導者としての織田信長――真の商売、真の経営とは〈8〉

 たとえば織田信長という人は、ずいぶんワンマン的な大将だったようですが、その信長でも、やはりつねに軍議なり評定というものをやっています。桶狭間の合戦のような非常の場合でも、結果

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商売の何たるかを解するには――真の商売、真の経営とは〈7〉

 日本中には商売をしている人はたくさんいますが、大部分は小売屋さんという立場の人で、大会社というのはごくわずかです。だから、日本人全体の姿を知ろうと思ったら、こういう立場の方が

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人皆党あり――真の商売、真の経営とは〈6〉

 有名な聖徳太子の十七条憲法の一節に“人皆党(たむら)あり”ということばがある。つまり、人が集まれば、そこにおのずからグループとか党派が生まれてくる、そ