松下幸之助用語

好きになる

 

用語解説

 松下幸之助は、成功する経営者と失敗する経営者との分れ道は、「経営が好きであるか好きでないかということに第一の要素がある。昔から“好きこそそものの上手なれ”というが、これは一つの哲理だと思う」といい切っている。

 自分の仕事を天職だと思うほどに、ほんとうに好きになってこそ、新たな創意工夫も次々と生まれ、力強い信念、行動も生まれて、着実に成功への道を歩むことができるというのである。逆に、「経営はいい仕事だと思っているし、意義ある仕事だと思っていても、実は自分はこの仕事が好きではない。社命なので仕方がないからやっているのだというようでは、仕事のコツはつかめない」ともいっている。