松下幸之助用語
自分が社長の心意気
用語解説
サラリーマンの多くは社員としての業務は担当させられるが、経営者の立場に立たされるのは、そのうちのほんの少数だ。松下幸之助は、社員として働くサラリーマンに一つの心構えを提案したことがある。
「会社全体から見れば、自分の仕事は社員という職業である。しかしその実態は、自分は社員という稼業の経営者であり社長である」
いわば一人一人が“社員稼業”の主人公だというのである。
「この考えに徹したならば、自分の稼業の繁栄に喜びを感じ、想像もできない偉大な力が生まれてくるのではないか。そういう心境に到達しているかをお互いに自問自答してみたい」
働きがいは仕事の種類にあるのではない。仕事に対する姿勢にあるのだ。