国家

台風は日本の宿命――これからの日本人へ〈6〉

 何百年、何千年の昔からそうであったであろうように、これからも年々いくつかの台風が日本を襲うことはずっと続くにちがいない。それはいわば、日本人としての宿命のようなものであろう。

経営

最初の手引きを――真の商売、真の経営とは〈5〉

 どうしても手を引かなくてはならない。手を引いてそして導いていく。ある程度育ったら、今度は手を引かない。今度はぼくが先に行くから、きみついてこいよという状態である。そうすれば、

仕事

人事を尽して天命を待つ――仕事において大切なこと〈5〉

 昔のことわざに「人事を尽して天命を待つ」という言葉がある。これはまったく至言だと今でも思っている。私は今日でも自分にときどき、その言葉をいいきかせているのである。というのは、

人間観

自ら神を創造し、知恵を授かる――人間とはなにか〈5〉

 私は、人間というものがえらいものやと思うのは、自分の発想で神様というものを創造するわけですな。その創造した神さんに手を合わして拝んでいる。それで知恵を授かる。知恵を授かって自

人生

金であるなら金として――いまを生きる、これからを生きる〈5〉

 われわれの質がたとえば金(きん)であるならば、金として活動しようではないかというのがわれわれの願いなのです。それを銀にしたり、銅にしたりして活動する必要はない。われわれは金で

国家

また日本に生まれたい――これからの日本人へ〈5〉

 今度生まれてきたら、また日本に生まれたい。そして日本の国をよくするために働けたら結構やなということを感じています。ほかの国に生まれるという気は全然ありませんな。日本ほどいいと

経営

リーダーとしての「徳」――真の商売、真の経営とは〈4〉

 ぼくが徳ということでまず思い浮かべるのは、終戦直後の昭和天皇陛下とマッカーサー元帥との会見ですね。マッカーサー元帥は最初、往々にして敗戦国のリーダーがそうであるように、日本の

仕事

熱心さは必要に迫られて生まれる――仕事において大切なこと〈4〉

 熱心さは必要に迫られ、切羽詰まったら自然に生まれてくる。そして、誠実に、素直な心で、自分の境遇、自分のおかれている状況というものを見つめたならば、自然に感謝の心も生まれ、これ

人間観

お互いに飼い合う社会――人間とはなにか〈4〉

 われわれの社会というものは、人間お互いが飼い合いしていると言ってもいい。人間がみな集まって、お互いに飼い合いしている。私はみなさんに飼われている。みなさんは私に飼われている。

人生

ほんとうの勇気――いまを生きる、これからを生きる〈4〉

 生まれながらにして勇気のあるという人がいるんです、ものおじせず是と思うことはつっとやる、これを勇気があるとする見方がありますが、私は、それは勇気には違いないけれど、小さい勇気

国家

政治家に敬意を表する――これからの日本人へ〈4〉

 政治は何といっても国を興すか、国を衰退させるかという、大きなカナメの役に立っています。したがって、国民である以上は、政治を非常に高く評価して、国民の一員としての政治的責任を果

経営

資源は無限である――真の商売、真の経営とは〈3〉

 たとえば、会社の経営でも、“この事業はだんだん衰退していくだろう”と考えてやっていたのでは、出るべき知恵も出なくなってしまうでしょう。やはり&rdqu