松下幸之助は多数のことばを残しています。しかしながら、「そうできれば理想だけど......」「抽象的すぎて自分の仕事にどう落としこめばいいのかわからない」「日々の仕事に追われて考える余裕がない」といった声が、PHP研究所社内からも聞かれるのが実情です。
そこで当社経営理念研究本部では、理念浸透の一環として、「PHPとして大切にする価値観」15項目に当てはまる松下幸之助のことばを、実際にありそうな(中には本当にあった)出来事に置き換えてマンガにしてみました。 ストーリーもマンガも研究部員の手づくりですので拙い部分も多々ありますが、なにとぞご容赦ください。
松下幸之助の考え方をどのように実践すればいいのかわからない方へ、このマンガが多少なりともお役に立てれば幸いです。
松下幸之助のことば
「どれほど喜ばれているか」
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サービスする心
与え与えられるのが、この世の理法である。すなわち、自分の持てるものを他に与えることによって、それにふさわしいものを他から受けるのである。これで世の中は成り立っている。
だから、多く受けたいと思えば多く与えればよいのであって、充分に与えもしないで、多く受けたいと思うのが、虫のいい考えというもので、こんな人ばかりだと、世の中は繁栄しない。
与えるというのは、わかりやすくいえば、サービスするということである。自分の持っているもので、世の中の人びとに精いっぱいのサービスをすることである。頭のいい人は頭で、力のある人は力で、腕のいい人は腕で、優しい人は優しさで、そして学者は学問で、商人は商売で......。
どんな人にでも、探し出してくれば、その人だけに与えられている尊い天分というものがある。その天分で、世の中にサービスをすればよいのである。サービスのいい社会は、みんなが多く与え合っている社会で、だからみんなが身も心もゆたかになる。
おたがいに繁栄の社会を生み出すために、自分の持てるもので、精いっぱいのサービスをしあいたいものである。
(『道をひらく』より)
PHPとして大切にする価値観
お役立ち・価値創造
登場人物
ピー助
平和主義で気弱な性格
ハピ子
天真爛漫でやさしい心の持ち主
プロ太郎
要領がいいが、プライドが高め
クマ部長
関西出身。仕事に対して熱いキャラ