日本人は、頭もよく、素質も決して劣っていない。だから、何がいいか悪いかぐらいは百も承知しているはずであるが、さてそれが行動になって表われたりすると、たちまち電車に乗るのに列を乱したり、公園や名所旧跡を汚したりしてしまう。
やはりこれはお互いに「しつけ」が足りないからではないかと思う。いくら頭で知っても、それが子どものときからしつけられていないと、いつまでたっても人間らしい振舞が自然に出てこない。つまりせっかくの知識も「しつけ」によって身についていないと、その人の身だしなみもよくならず、結局社会人として共に暮らすことができなくなってくるのである。