松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2017年3月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

 

【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第13期 第4回

経験から学ぶことの大切さ

三月十七日、十八日に、第十三期の第四回が、「すべてに学ぶ~万物万人皆わが師~」というテーマで開催されました。

 

初日は、弊社京都本部と同じPHPビル内にある松下資料館を見学。遠藤紀夫館長による説明を聞いたあと、松下幸之助に関する数多くの映像や音声などに触れ、松下の使命感の大きさや志の高さを感じることができました。

 

二日目の午前は、塾生の課題発表「私の人財育成○カ条」からスタート。日頃から育成に悩んでいる塾生も、他社の方針を知ることができたり、田村アドバイザーによる改善提案もあって、得るものの多い発表となりました。

次に、佐藤悌二郎主幹講師の講義「すべてに学ぶことの大切さ」。机上の学習も大切だが、生きた知恵は様々な経験の中から身につくものであることを学びました。

 

午後は、松下電器の元副社長であり、現在はエイチ・アイ・エスの社外取締役や松下幸之助記念財団監事などを務める平田雅彦氏の特別講話を拝聴しました。テーマは「日本ビクター出向から学んだこと」。
平田氏は一九六七年の三十六歳の時から約十二年間、松下電器の事実上の傘下にあった日本ビクターに出向し、労働組合から激しく敵視されながらも、松下幸之助の教えを忠実に実践して経営体質を改善。同社を離れる際は、労組から長文の感謝の手紙をもらったという感動のエピソードなどが披露されました。

 

最後に、講義を踏まえたグループディスカッション、そして田村アドバイザーからのコメントやアドバイスがあり、塾生それぞれが学びの姿勢を再確認しました。


経営セミナー 松下幸之助経営塾

 

 

◆『衆知』2017.5-6より
 

衆知17.5-6

 


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