2018年9月に刊行され、好評発売中の『[改訂新版]松下幸之助 成功の金言365 運命を生かす』。
今回は、『運命を生かす』の編集者に、刊行にいたるまでの経緯を聞きました!
『運命を生かす』ができるまで
親本『松下幸之助 成功の金言365』について
『運命を生かす』は、タイトルにもあるとおり、2010年に刊行した『松下幸之助 成功の金言365』の改訂新版です。
この『松下幸之助 成功の金言365』、発行部数8万部を超えるベストセラーとなっているだけあって愛読者も多く、また、毎朝のミーティングに活用してくださっている会社もあるとのこと。
そんな読者の方々から以下のようなありがたいご意見をいただいたのが、改訂新版制作の一つのきっかけとなったそうです。
読者の方々からのご意見
・持ち運ぶには重い! 大きい! 分厚い!
・毎日読んでいるとページを開いたときにパカッと割れてしまう
・カバーがボロボロになる
そこで、内容の充実度はそのままで、もっと軽量かつ頑丈なつくりにできないか、また、経営者層寄りの内容だった『松下幸之助 成功の金言365』を一般社員層にも読みやすいものにしようと、検討が始まりました。
『運命を生かす』に施された工夫
工夫その1(本文編)
・見出し・要約文は、新しい読者層を強く意識して作成・編集・・・①
(内容も一部見直し)
見出し・要約文の一例
1月21日 自分の能力を検討する
能力や適性は固定的なものではない。自らの努力で進歩向上させることができる。
4月14日 叱られてこそ
指摘され、注意され、叱られてこそ、人にも会社にも進歩発展が生まれる。
6月2日 自己認識と対比認識
自己認識も対比認識もできていなければ、会社のためになるはずがない。
9月3日 一心不乱の率先垂範
誰よりも働く。一心不乱に働く。本当に真剣な姿は心を動かす。人を動かす。
12月11日 心配があるから勉強する
日々心配や悩みがあるからこそ勉強し、新しい工夫を生み出すこともできる。
・本文は、朝会やミーティングなどで、声に出して読まれることを前提に編集・・・②
(ルビを多くふる、カッコ書きの注釈は入れない、など)
・各月の月末に、書き込みができる『「金言」ノート』を付した・・・③
⇒朝会やグループミーティングなどでご活用いただけるように
工夫その2(巻末編)
・初めての人にも松下幸之助の「人となり」がわかるよう、巻末の「著者紹介」を長めに
工夫その3(装幀編)
・辞典の製本にも使う堅牢な「フレキシブルバック」仕様
⇒本が柔軟に開き、閉じにくい
・軽い! 小さい! 薄い! を実現
重さ: 約700g ⇒ 約300g
判型: A5判 ⇒ 新書判
厚さ: 約3cm ⇒ 約2cm
・帯は、『道をひらく』と並べてもバランスがとれるデザインに
親本をお持ちの方もそうでない方もご満足いただける内容になっていますので、ぜひ『運命を生かす』をお手にとってみてください♪
関連情報
・『[改訂新版]松下幸之助 成功の金言365 運命を生かす』の刊行を記念し、パナソニックミュージアムにおいて「PHP土曜セミナー『松下幸之助 成功する行き方 考え方』」を開催中!
詳しくはイベント情報「PHP土曜セミナー『松下幸之助 成功する行き方 考え方』」をご覧ください。
・今年、セ・リーグ優勝を果たした広島東洋カープの緒方孝市監督が「4年間ずっと持ち歩いている」のは、『運命を生かす』の親本である『松下幸之助 成功の金言365』だそうです!
関連記事をニュース「祝☆広島優勝!緒方監督が手本にしているのは松下幸之助!?」でご紹介しています。
2018.10.30