付和雷同という言葉がありますが、付和雷同に終始していきますと、そこからは何も生まれない。生まれるものは過ちであるということにもなろうかと思います。付和雷同のような姿であるが、どこかに一本芯がありますと、そこからまた立ち直りまして、正しい道に戻ることもできると思うのです。

『松下幸之助発言集31』(1968)