松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2015年6月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

 

【塾生通信 日に新た】 松下幸之助経営塾 第10期 第3回

テーマ:人を活かす~人心の妙と人材育成

六月十九日、二十日、第十期第三回が「人を活かす~人心の妙と人材育成~」というテーマで開催されました。初日は、課題発表「経営理念確立の背景と実践内容」からスタート。みずから苦しみながら策定した理念について話す人、創業者や先代の経営者からヒアリングしてきた人、まだ模索中ながらなんとか策定しようと試みている人など、それぞれの立場から思いのこもった発表が行われました。
 
一日目の後半は、弊社専務取締役・佐藤悌二郎による講義「松下幸之助の人間観」と、それに続く全体討議「経営者が持つべき人間観とは」。「人間は万物の王者」という基本的な人間観と、その人間が歩むべき道、とるべき態度としての「人間道」、そしてそれを支える「礼の精神」などについて、松下の考え方を学ぶとともに、活発な意見交換がなされました。
 
二日目の午前は、二つの講義「松下幸之助の人の育て方・活かし方」(『PHP松下幸之助塾』編集長・渡邊祐介)と「人を活かすエピソード」(弊社松下理念研究部長・川上恒雄)。松下は部下に対してどう接していたのかという関心の高いテーマについて興味深い逸話が多数紹介され、受講生からは質問も数多く出されました。
 
午後は経済同友会終身幹事の前原金一氏による特別講話「私を支えてくれた座右の書~重職心得箇条と貞観政要」。住友生命勤務時代のエピソードを豊富に交えながら語られるリーダーのあり方に、受講生一同、熱心に耳を傾けました。
 
 
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