松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2015年12月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

 

【塾生通信 日に新た】 松下幸之助経営塾 第10期 第6回

テーマ:わが志を述べる~ビジョンの発表~

十二月十一日、十二日、第十期生が最終回を迎えました。

一日目はまず、松下幸之助から二十八年間にわたって身近で薫陶を受けた弊社客員・岩井虔による特別講話「松下幸之助に学んだもの」。「きみ、どない思う?」「最近わし素直になれんのや」「きみがいいと判断したものを、わしが一ぺんや二へんあかんと言うたかて、置いとくやつがあるか!」などなど、直接かけてもらったさまざまな言葉を紹介しながら、松下が何を大切にし、部下にどういったことを伝えようとしていたのかについてお話ししました。

 

一日目の後半から二日目にかけては、「私の志」の発表です。塾生全員が一人ひとり、用意してきたスライドを使って発表し、それに対して同志(他の塾生)からアドバイスとエールの言葉が次々と述べられました。十カ月間学びをともにし、刺激し合ってきた同志だけあって、厳しくも愛のあるアドバイスが投げられることも。発表後にはまとめとして、「五年後の自分に向けてのメッセージ」をそれぞれ色紙にしたため、力強い決意表明がなされました。
その後、松下幸之助が実際に研究員と問答形式の研究会を行なっていた「問答室」に移動。塾長・松下正幸が、祖父・幸之助の秘話とともに、卒塾生に向けた激励の講話を行いました。

 

最後に、塾長から修了証と、松下幸之助が揮毫した「立志」額が手渡され、卒塾となりました。
皆様のますますのご活躍を祈念いたします。

 

 

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