キヤノン電子社長の酒巻久氏が特別講師として登壇～第14期第4回

「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2017年8月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

【塾生通信　日に新た】松下幸之助経営塾第14期第4回

経験から学ぶことの大切さ

八月十八日、十九日、「すべてに学ぶ～万物万人皆わが師～」というテーマで、第十四期の第四回が開催されました。

初日は、弊社京都本部と同じＰＨＰビル内にある松下資料館を見学。遠藤紀夫館長による説明を聞いたあと、松下幸之助に関する数多くの映像や音声などにふれ、松下の使命感の大きさや志の高さを感じることができました。

二日目の午前は、塾生の課題発表「私の人材育成○カ条」からスタート。日頃から育成に悩んでいる塾生にとっては、当塾アドバイザーであるパナソニックロジスティクス元社長の松村二郎氏による具体的なアドバイスもあり、得るものの多い発表となりました。

次に、当塾主幹講師で弊社専務の佐藤悌二郎の講義「すべてに学ぶことの大切さ」。机上の学習も大切だが、生きた知恵は様々な経験の中から身につくものであることを学びました。

午後は、キヤノン電子社長の酒巻久氏による特別講話を拝聴。テーマは「人間中心企業への変革～何が変われば組織は変わるのか～」。同社の利益率が高いのはコストを抑える工夫をしていることが大きいとの説明があり、社員のやる気を下げずにムダを徹底排除する方法のヒントを明かしてくれました。また、経営者人材は若い時から育て、多くの経験を積ませることが大切だという持論も展開。斬新なアイデアを論理的にわかりやすく説明する酒巻氏の話術に、塾生も思わず引き込まれていました。

最後に、講義を踏まえたグループディスカッション、そして松村アドバイザーからのコメントがあり、塾生それぞれが学びの姿勢を再確認しました。