「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2018年3月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第15期 第3回
人や組織を活かす学びとは
三月十六日、十七日、「すべてに学ぶ~万物万人皆わが師〜」というテーマで、第十五期の第四回が開催されました。
初日は、塾生の課題発表「私の人財育成○カ条」からスタート。田村アドバイザーから塾生一人ひとりに丁寧なアドバイスがありました。次に、弊社京都本部と同じPHPビル内にある松下資料館を見学。遠藤紀夫館長による説明を聞いたあと、松下幸之助に関する数多くの映像や音声などに触れ、松下の使命感や志の高さを感じることができました。
二日目の午前はまず、田村アドバイザーより、部下は自分の尊敬する上司や先輩から評価されることで、仕事のやりがいが大きく高まり成長していくという話があったのち、佐藤悌二郎主幹講師が「すべてに学ぶことの大切さ」というテーマで講義をしました。
午後は、カレーハウスCoCo壱番屋創業者で、ライトアップ代表の宗次德二氏による特別講話「私の経営理念とその実践」。
五十三歳で経営の一線から退いたあとも、毎朝三時五十五分に起床して礼状書きや清掃活動を怠らず、音楽や福祉などの社会貢献活動を精力的に続けていることや、極貧で不遇の少年時代から夫婦で事業を始めて休みなく働き続け成功するまでの話などがなされました。重くなりがちな内容も、卓越したユーモアのセンスで笑いに変える宗次氏の話術に、塾生は皆、引き込まれていました。
最後に田村アドバイザーが、経営者の社員との共感が組織の活性化を生み出すことなどを話して総括。塾生それぞれに、学びを深めるべきことが見えてきた二日間となりました。
◆『衆知』2018.5-6より
↓「松下幸之助経営塾」のfacebookもあわせてどうぞ♪