松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2018年2月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

 

【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第16期 第1回

志と理念の重要性を再認識

第十六期が二月十六日、十七日に始まりました。第一回のテーマは「志を立てる~経営理念の確立と浸透~」。

 

塾生の自己紹介に続き、当塾塾長・松下正幸が開塾のあいさつ。その後、弊社経営理念研究本部・本部次長の渡邊祐介が「松下幸之助 志の軌跡」というテーマで最初の講義をしました。

 

二日目は、塾生による前日の振り返りを受け、当塾アドバイザーで元キリンビール副社長の田村潤氏が、志と現実のギャップを埋める方法を考え抜くことで組織力が高まることを、実際に自身が手がけた業績不振支店の再建例をもとに解説。そのドラマチックな話に塾生も熱心に耳を傾けていました。次いで、当塾主幹講師で弊社専務の佐藤悌二郎が講義「松下幸之助の経営理念について」を行ないました。

 

午後からは、かつて松下電器(現パナソニック)副社長やWOWOW社長として活躍し、ぴあ社外取締役を務める佐久間曻二氏による特別講話「松下幸之助創業者に学び、WOWOWの再建に生かす」。

 

佐久間氏は自著『イノベーションは「3+7の物語」で成功する――松下幸之助から学んだ経営のコツ』(弊社刊)から、「三つの心構え」と「七つの決め手」の物語による改革の考え方と進め方を紹介した上で、それをベースに巨額の累積赤字で経営が傾いていたWOWOWを三年で黒字化した話をしました。特に同社の官僚的体質と闘い、風土変革を遂げていくエピソードには、塾生も興味津々の様子でした。

 

最後は経営の目的に関するグループ討議。活発な意見交換のあと田村アドバイザーが議論を総括し、充実した第一回となりました。

 

経営セミナー 松下幸之助経営塾

 

◆『衆知』2018.5-6より

衆知2018.5-6

 

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