「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2021年3月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第20期 第6回
「わが志」を力強く発表
当初二月に予定していた第二十期の最終回である第六回が、政府による緊急事態宣言発令のため延期となり、三月二十六日、二十七日に開催されました。テーマは「志を伝える~私の命知発見~」。
一日目は、松下幸之助から二十八年間にわたり薫陶を受けた弊社客員・岩井虔による特別講話「松下幸之助に学んだもの」からスタート。岩井は、松下の人間的魅力を、直接接した者でしか知りえないエピソードをふんだんに交えながら紹介しました。
次いで、当塾第一期の卒塾生でタクミホーム社長の木村昌義氏が、「『立志』と学び続けるということ」というテーマで、オンラインでの講話を行ないました。卒塾を控える第二十期生の今後にエールを送る一方、卒塾生の集いである「同志会」での再会を呼びかけました。
二日目は、最終回恒例の「わが志を述べる」。塾生一人ひとりが、自身や会社の目指すべき姿を発表。それに対して、ともに学んできた同期の塾生のほか、当塾アドバイザーであるパナソニックロジスティクス元社長の松村二郎氏、そして当塾講師陣から、厳しくも愛情のこもったコメントやアドバイスが送られました。
その後、塾生は「五年後の自分に向けてのメッセージ」を色紙にしたため、志の実現に向けた決意を表明。そして、塾長の松下正幸から塾生に向けて、「今後は自分自身の考えで歩んでいかなければならない。これからが本当のスタートだ。がんばってほしい」というビデオメッセージが伝えられました。
最後に、修了証の授与式が開かれ、第二十期生の出席者の皆様が晴れて卒塾。今後のご活躍を祈念します。