「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2021年4月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第22期 第1回
考え抜く力をつける
四月十六日、十七日、第二十二期の第一回が、「志から理念へ~経営の使命~」というテーマで開催されました。
初日は塾生の自己紹介に続き、塾長の松下正幸が開講の挨拶。「大きな変化の時代、皆さん自身で考え抜く力をつけることが大切だ」と訴えました。そして、弊社理念経営研究センター代表で当塾主幹講師の渡邊祐介が最初の講義「松下幸之助の生涯と志」を行ないました。
二日目は、午前の渡邊主幹講師の講義「経営理念の意義と確立」に続き、午後は、かつて松下電器産業副社長やWOWOW社長として活躍し、ぴあ社外取締役を務める佐久間曻二氏の特別講話「松下幸之助創業者に学び、WOWOWの再建に生かす」。松下が実践した改革の手順を独自に体系化することで、一九九〇年代半ば、巨額の累積赤字に苦しむWOWOWの黒字化に成功したエピソードを披露しました。最後に、パナソニックエクセルスタッフ元社長で当塾アドバイザーの松本潤氏が二日間の議論を統括して終わりました。