松下電器産業元副社長でぴあ社外取締役の佐久間曻二氏が特別講師として登壇

松下電器産業元副社長でぴあ社外取締役の佐久間曻二氏が特別講師として登壇
松下幸之助は、37歳も年下の自分に優しく接してくれたと語る佐久間曻二氏

松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2021年9月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第23期 第1回

経営理念の大切さを学ぶ

九月十七日、十八日、第二十三期の第一回が、緊急事態宣言の延長によりオンライン形式で開催されました。テーマは「志から理念へ~経営の使命~」。

初日は塾生の自己紹介に続き、塾長の松下正幸が開講のあいさつ。「大きな変化に直面しているこの時代、当塾での学びを通して皆さん自身が考え抜く力をつけることが大切だ」と述べ、塾生も気を引き締めた様子でした。そして渡邊主幹講師が、「松下幸之助の生涯と志」というテーマで最初の講義を行ないました。

二日目は、前日の振り返りの後、渡邊による講義「経営理念の意義と確立」。そして午後からは、かつて松下電器産業副社長やWOWOW社長として活躍し、ぴあ社外取締役を務める佐久間曻二氏の特別講話「松下幸之助会長に『経営理念を売ってほしい』と言われて」。
佐久間氏は二十七歳の頃、他社の販売方法に関心を抱いていた松下に、導入反対の調査結果を報告したところ、熱心に聞いてもらった上、自身の意見がその場で採用されて感激したという話を紹介しました。また、ドイツに駐在していた三十七歳の時、松下から、経営理念を自分なりに解釈して実践することの重要性を教わったというエピソードを披露。
さらに後年、巨額の累積赤字に苦しむWOWOWの経営再建を託された際、松下の教えをもとに経営改革のシナリオを構築し、同社の官僚的体質と闘いながら三年で黒字化に成功した手法を説きました。塾生は、経営者に強い信念があれば部下の意識も変わることを学びました。

最後にグループ討議の後、松村アドバイザーより、経営者にとって志や理念は、迷いが生じた時に立ち返る原点だという話がありました。

今回は塾生同士の初めての顔合わせがオンライン上になってしまい、対面での交流ができませんでしたが、活発な意見交換もみられました。次回は弊社京都本部で開催できるよう、スタッフ一同、心より願っています。


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第23期生は初回から意見交換が活発

経営セミナー 松下幸之助経営塾

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