「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2013年11月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第６期第３回
テーマ：人を活かす～人心の妙と人材育成
第六期第三回が十一月二十二日、二十三日に開催。今回のテーマは「人を活かす～人心の妙と人材育成」でした。
宿題発表は自社の「経営理念確立の背景と実践内容」について。創業経営者も二代目経営者もいる六期生はとらえ方、発表の内容もさまざまでした。
その後、弊社常務・佐藤悌二郎による「松下幸之助の人間観」の講義。「人間は万物の王者である」というその人間観の成立を学び、さらに塾生、講師全員で「経営者が持つべき人間観とは」と題して討議が行われました。
翌日は前日の振り返りのあと、弊社松下理念研究部長・渡邊祐介による「松下幸之助の人の育て方・活かし方」の講義。松下幸之助の人材育成十カ条や、松下が創業以来どのような人材育成策を施してきたかの解説を受け、その後は、主席研究員の川上恒雄が、旧松下電器幹部たちが松下の指導を直接受けた思い出を語る映像を紹介。その視聴を通して松下の人間味を味わうとともに、人を育てる妙を学びました。
午後からは、日本マイクロソフト社長・樋口泰行氏による特別講話。樋口氏が苦労してアメリカ留学した経験から始まり、日本、アメリカとそれぞれの企業で働いた感覚の違い、またダイエー再建で辣腕をふるったプロジェクトについて、興味深い講義をいただきました。
最後はいろいろな学びをグループディスカッションで相互に確認、活発な議論となりました。
