松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。 2014年9月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

 

【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾第8期第2回

テーマ:本質を知る~自然の理法に適った経営

九月十九日、二十日に、第八期の第二回が、「本質を知る~自然の理法に適った経営~」というテーマで開催されました。
 
初日はまず、宿題の「わが社の発展要因」を発表。自身も知らない時代のことは先代から教えてもらってまとめるなど、この宿題を機に、自社の歴史を学び直した塾生もいました。後半は、佐藤悌二郎が「自然の理法について」および「松下幸之助の人間観」というテーマで講義をしました。
 
二日目は、前日の振り返りのあと、弊社松下理念研究部長・渡邊祐介による「松下幸之助の人の育て方・活かし方」の講義。人材育成に関する松下の基本的な考え方や具体的な実践の仕方について、詳しい解説がなされました。これを受けて弊社・主席研究員の川上恒雄が、旧松下電器幹部たちが松下から実際にどんな指導を受けたのか、その思い出を語る映像を紹介しました。
人材育成については、塾生の皆さんが経営者として日ごろから苦労されていることもあってか、数多くの質問が出ました。
 
午後は、焼き鳥店をチェーン展開する鳥貴族の社長・大倉忠司氏による特別講話。創業の苦しい時代、自室の天井に「目標 外食産業日本一」と書いた紙を貼り、毎朝目覚めるたびに気持ちを高めてがんばったことなど、興味深い話をしていただき、質疑応答の時間も盛り上がりました。
その後、グループディスカッションを行い、充実した二日間が終わりました。
 
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