「松下幸之助経営塾」を修了されますと、卒塾生として修了期(クラス)をこえたネットワーク組織「同志会」へ参加いただけるようになります。現在は、定期的に年に2回程度の一泊研修・交流会を開催しており、多くの卒塾生の皆様が参加され、新しい交流もますます盛んになっています。また、受講生同士が自然発生的にお互いの会社を訪問・見学会などを実施されるケースも多く、本物の交流は「同志会」から始まると言っても過言ではありません。

経営セミナー松下幸之助経営塾

同志会の目的、メリット

こんにちは。松下幸之助経営塾に関心をもっていただき、まことにありがとうございます。主幹講師の渡邊です。
 

今回ご紹介するのは、「PHP松下幸之助経営塾同志会」(以下、同志会)です。

同じ期にメンバーになった方々は、計6回の過程を通じて自然に助言し合い、研鑽し合い、いつしか同志という感覚が芽生えてくる、そんな感じがいたします。
講師の一人としてそうした経営者同士の絆が醸成されていく様子は、見ていてもとても気持ちのよいものです。
しかし、経営塾の同志は同期の方々だけではありません。
 

同志会は2012年10月に第1回を開催して以降、半年に1回、すなわち、卒塾生を送り出すたびに開催している卒塾生対象の勉強会兼交流会です。
その目的は二つ。まず学び。開催時期にふさわしいテーマを設定し、そしてそのご期待に応えるゲスト経営者を招いての講演会を行っています。

田村潤

田村潤氏(元キリンビール副社長)
 

「経営者の志」をテーマにした第10回では、キリンビール元副社長で、ベストセラー『キリンビール高知支店の奇跡』の著者・田村潤氏や、累積赤字770億円の赤字企業WOWOWを3年で黒字にした、WOWOW元会長の佐久間曻二氏の登壇がありました。
また「お客様大事の心」をテーマにした第11回では、カレーハウス壱番屋創業者の宗次徳二氏の講演を存分にうかがいました。

卒塾のときに抱いた志を、けっして錆びつかせてはいけない。
あらためて再確認していただくべく、このような著名なゲスト経営者の「経営の神髄」の話を拝聴しているのです。
 

そして、二つ目の目的は、なんといっても別の期の同志たちとふれあっていただくことです。
自分と年代の近い人遠い人、また自分の業界と近い人遠い人、男女を問わず、いろいろな業界の経営者が「松下幸之助から生きた経営を学ぶ」ことで一堂に会して、交流を深めあえる場は、とても貴重なものといってよいでしょう。

幸之助の考え方を共通の言語として語り合える仲間はそうはいません。

そうした同じ志を持つ経営者の集まりだからこそ、本音で意見を交換し、悩みを共有することもできます。誰かの問題解決のために同志みんなで衆知を集めよう、ということにもなるのです。

松下幸之助経営塾同志会

過去の同志会はどこでどんなことをしたのか

思えば、同志会もこれまでさまざまな企画に挑戦してまいりました。
会場であるPHP研究所京都本部を抜け出して、外へ出かけてしまったこともありました。

第3回では、大阪枚方市のパナソニック人材開発カンパニーの敷地内に移築された、松下幸之助の別邸光雲荘を見学しました。
第6回では幸之助の菩提寺でもある高野山西禅院を訪ね、また第15回の折には日光東照宮400年記念として歌舞伎を奉納した市川海老蔵氏の舞台見学のみならず、講師にも来ていただくという企画もありました。
今後も、さまざまな有意義な企画をすすめてまいります。
 

同志会の運営は、各期から選ばれた幹事たちの会合で企画やリクエストが出され、PHP研究所で運営をしています。
学びの色が強くなったり、エンターテイメント色が強く出たりと、その時々の変化はあります。
けれども、同志会は自由自在であっても所期の目的はけっして忘れない、高い志と友愛の精神に満ちた集まりといってよいでしょう。
 

そんななかで、第10回から始まった「同志発表」は今や欠かせないイベントとなっています。
同志の中から毎回二人ずつ、自身の経営活動の歴史や最新のチャレンジを発表していただいているのです。
これこそ、生きた経営に学ぶという瞬間。発表する側も、意見・質問する側も眼を輝かせています。

松下幸之助経営塾同志会

参加者の感想

「私たちの業界は同業者同士集まって勉強会もするのですが、どうしても閉じられた感覚があったり、目に見えない秩序があったりと、窮屈なんです。ですから同志会に来ると、そんなしがらみもなく、新しい仲間も確実に増える。そしていつも学びがあります。だから毎回楽しみ」

ある女性経営者は同志会の意義をそのように語ってくれました。
 

そしてまたある男性経営者は、毎回親睦を深めるのに積極的で、お酒の席の主役になる一方で、毎回同志会終了後、「何を学んだか」を整理し、それを同志に配るといった活動を自主的に行なっています。
 

学びの場であるのはもちろんのこととしながらも、ある人にとっては異業種交流の場であったり、また憩いの場であったりと、人それぞれの同志会の楽しさ、貴さがそこにはあります。
 

松下幸之助経営塾にご参加いただき、ぜひ一生ものの経営者コミュニティを生かしていただければと思います。
 

「経営の学びと実践、検証のサイクルを回す」充実した10ヵ月。
松下真々庵、松下資料館で松下幸之助の経営哲学を体感。
セミナー修了後からはじまる上質な経営交流会「同志会」。

みなさまのご参加を、心よりお待ちしています。
 

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