松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。今回は、同塾を受講された小松ばね工業株式会社・小松万希子社長へのインタビューをご紹介します。

 

松下幸之助経営塾 受講事例

Q:2013年春から「松下幸之助経営塾」を受講されました。きっかけは何でしたか?

A:
当社は東京都大田区で精密ばねを製造している中小企業です。私は2011年7月から取締役社長を引き継いでおります。それまで28年間は私の母が社長を務め、現在は会長に就いております。
 
「松下幸之助経営塾」を受講したきっかけは、政策研究大学院大学の橋本久義先生とのご縁からです。以前から工場見学していただいたり、大田区を通じて交流がありました。松下幸之助塾(雑誌)で先生が原稿を掲載されるとのことで当社も雑誌に紹介いただくことになりPHP研究所様とご縁ができました。
 
実のところ、個人的には松下幸之助氏をあまり深く知ろうとした事がありませんでした。
当社創業者が尊敬していた人物らしいということだけでした。そのため、最初は入塾のお誘いいただいたのですが、受講料と、毎回京都に一泊し、全6回という日程設定を見てお断りしました。
 
ところがその後、普及責任者の石田様がわざわざ東京の当社までお越しいただき、塾の説明をしてくださいました。私自身まだ経営者としては未熟者ですし、今後経営していくにあたり自覚や志を学ぶことの必要性は感じていたので、石田様とお話しながら、この塾で間違うことはないと思い、このご縁に何かを感じ受講しようと思いました。
 

Q:最終的に受講をご決断されたのは、どういった理由からでしたか?

A:
私は東京生まれ東京育ちで関西の人に比べ松下幸之助氏に対する馴染みが薄かったのですが、説明を受けたところ、松下幸之助氏の生涯を通して経営を学ぶセミナーは滅多に無く、プログラムも1年近くかけ、少人数の募集とのこと。また、内容も、当社創業者が尊敬していた松下幸之助氏の経営哲学を広く深く紹介していて、自分一人だけではとても学びきれないことが学べそうでした。
 
最後の一押しは、石田様が京都から足を運び当社までお越しいただき説明していただいたことでした。お話を伺いながらお人柄の良さが伝わり、石田様のような方が運営されているセミナーであれば信頼できると思いました。
 
同時に、「女性経営者の参加者がまだおられないので、ぜひとも」、ということも正直におっしゃっていたので、その流れに乗ってみるべきなのではと。このようなセミナーを知ることになったご縁も、偶然のご縁のつながりで、将来、経営する立場となるであろう自分にとって、またとない機会かもしれない、このご縁を切らない方が良いと決断しました。
 

Q:受講にあたってこれを学びたいというような具体的なねらいはありましたか?

A: 
石田様から、「この塾は、数字の勉強ではなく精神、気持ちを重視した勉強会です。また、他の受講生の皆さんも信用できる素晴らしい方ばかりですので、共に学べば小松さんにとってきっと良い出会いとなると思います。」と説明していただいたので、経営者としての心得や考え方を身につけ、在り方を学べたらと思いました。
 
松下幸之助様に対しては全く不勉強で無知だったので、こんな自分が受講して良いものかとも思いました。この点については皆さんとスタート地点でかなり違っていました。
今は、遅まきながら、もっと「松下幸之助」から学びたいと思っています。
 

Q:実際に受講されていかがでしたか?

A:
このようなプログラムの環境で学べて良かったです。
今はまだ会長と共に経営しております。この先一人で決断、実行していくことが必須となる状況で、受講した効果が出てくると感じています。
 
私が受講するきっかけも小さなご縁のつながりでの受講でしたが、他の受講生の方も創業の方、後継の方、独立する方、業種も社歴も様々のなか、皆様それぞれのご縁で参加されたようでした。その偶然の重なりが一つの期に集まったことだけあり、素晴らしい仲間に恵まれ、刺激を受けました。
女性が私一人でしたので申し訳ない気持ちで参加しておりましたが、居づらいと思ったことはなく、一緒に学ばせていただきました。
 
そして毎回、松下幸之助様と繋がりのある名だたる経営者の方々のお話を受講できることは貴重なものでした。皆様、経営者としていろいろな場所で講演されておられると思いますが、松下幸之助経営塾だからこそ話していただけた内容だと実感することばかりでした。実際の経営に役立つことが多かったです。
机上の勉強だけでなく、一般には入ることのできない「真々庵」で松下幸之助様の思いを感じることができ、松下資料館も展示、ビデオ、音声等で体感でき良い経験でした。
 
また、毎回宿題を出されましたが、それは自分の会社について振り返ったり、現状を分析したり、将来の形を考えることでした。時には自分とも向き合う内容でもありました。その都度、PHP研究所の研究員の方から松下幸之助氏の考えや助言、言葉を教えていただきました。それらを参考にすることで、何となく答えが出たり、方向性が見えたりしたと思います。
 

Q:受講されて印象に残っておられることはどのような点ですか?

A:
経営し続けるためには「志」が必要であるということです。そのことは常に頭の片隅に思うようになりました。
そして、社員全員が働くことに充実感を感じ、人間として成長し、一体感を感じられる会社にしたいと強く思うようになりました。その環境づくりは、自分なりの方法を見つけながら成果を出していきたいです。
同時に経営することの難しさも更にわかり、大きな不安と焦りも出てきました。
 
しかし、まずは実行してみて、小さな間違いや失敗のうちに気付き修正しながら、また実行していく、を繰り返しながら明るく邁進していこうという気持ちになっています。
 

Q:いま受講しようか迷っておられる方にどんなアドバイスをされますか?

A:
一人の人物を通して出会う縁には何か通じるものがあると思います。
このホームページをご覧になられたのも何かの縁だと思います。何か感じられたら受講してみることをお奨めします。
 
私は毎回、まずは吸収体でいようと過ごした時間だったため、帰りの新幹線ではかなり疲労困憊、放心状態で東京に戻っていました。その後、日常の仕事に追われてしまい、あまり振り返る時間を取っていなかった反省点があります。しかし受講時の教材やノートは財産として、振り返って復習しながら実際の経営に役立てられる内容だと思います。
修了後にいただいた「立志」の額を会社の階段に飾り、毎朝気を引き締めております。
 

小松ばね工業株式会社

住所:143-0013  東京都大田区大森南5-3-18
HP http://www.komatsubane.com/
社長:小松万希子
創業:昭和16年
 
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