松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2015年10月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

 

【塾生通信 日に新た】 松下幸之助経営塾 第10期 第5回

テーマ:自己観照と素直な心

10月16日、17日、第10期第5回が「みずからを知る~自己観照と素直な心~」というテーマで開催されました。

 

初日はまず、弊社・川上恒雄による講義「みずからを知ることの大切さ」で開講。松下幸之助自身が語る3本の映像記録「みずからを知る」「自分との葛藤の日々」「長たる者は自己観照せよ」を通じて、松下が“みずからを知ること”についていかに考えていたかを探りました。塾生どうしで意見が活発に交わされるなど、このテーマへの経営者の関心の高さが窺うかがえました。

 

続いて、パナソニック特別顧問で同社の第4代社長を務めた谷井昭雄氏による特別講話「創業者松下幸之助に学ぶ経営の心」。「品質管理よりも大事なのは“人質(じんしつ)管理”やで」「きみ、商品を抱いて寝たことあるか」など松下から実際に掛けられた言葉から教えられたこと、さらには一点集中突破でビデオ事業部の大赤字体質を黒字体質に転換したエピソードなど、貴重な話が披露されました。

 
2日目の午前は、課題発表「自社の長所・短所」から。みずから深く考え、分析し、なかには創業者にヒアリングするなどして見えてきた内容が力強く発表されました。
 
続いて当塾主幹講師・虫明正治による講義「適正経営と経営の基本度チェック」と「素直な心について」。自社の総合実力を的確に把握し、その力の範囲内で経営を進めるという松下の“無理をしない”行き方と、そのために必要な“自己観照”“自社観照”および“素直な心”について、学びを深めました。
 
 
 

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