「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2016年3月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第11期 第4回
経験から学ぶ意義を知る
三月十八日、十九日に、第十一期の第四回が、「すべてに学ぶ~万物万人皆わが師~」というテーマで開催されました。
初日は、弊社京都本部と同じPHPビル内にある松下資料館を見学。遠藤紀夫館長による説明を聞いたあと、松下幸之助に関する数多くの映像や音声などに触れ、松下の使命感の大きさや志の高さを感じることができました。
二日目の午前は、塾生の課題発表「わが社の人財育成○カ条」からスタート。会社によって育成のポイントは様々で、それぞれが互いの違いを認識することで、得るものの多い発表となりました。
次に、弊社・佐藤悌二郎の講義「すべてに学ぶことの大切さ」。机上の学習も大切だが、生きた知恵は日々実践し経験する中から身につくものであることを学びました。
午後は、がんこフードサービス会長の小嶋淳司氏による特別講話を拝聴しました。テーマは「がんこの起業と経営から」。経営のカンや運を呼び込む力は、経営者自身も現場に足を運ぶことから生まれてくると述べられました。また、困難や問題に直面するほどありがたいことはないとも強調。それを克服しようと懸命になることでチャンスが出てくるものだと強調されました。塾生から質問が活発に出て、非常に充実した特別講話の時間となりました。
最後に、講義を踏まえたグループディスカッションが行われ、塾生それぞれが学びの姿勢を再確認しました。
◆『衆知』2016.5-6より