「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2015年3月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第9期 第3回
テーマ:人を活かす~人心の妙と人材育成
三月十八日、十九日、「人を活かす~人心の妙と人材育成」というテーマで第九期の第三回が開催されました。
まずは受講生による、「経営理念確立の背景と実践内容」の宿題発表。みずから理念を策定した創業経営者、先代から引き継いだ二代目・三代目、これからつくっていくにあたって自社の歴史や自分の思いを整理した経営者など、お互いの理念や思索にふれ、刺激を受けました。
続いて弊社・佐藤悌二郎による講義「松下幸之助の人間観」と、それを受けて「経営者が持つべき人間観とは」のテーマで全体討議。「人間は万物の王者」という松下幸之助の人間観に共感する受講者が多く、皆、素直な心で受け止めていました。
翌二日目の午前に行われた弊誌編集長・渡邊祐介の講義「松下幸之助の人の育て方・活かし方」と、弊社松下理念研究部長・川上恒雄の講義「人を活かすエピソード」では、松下幸之助から指導を受けたり叱られたりした元部下たちのエピソードが多数紹介されました。
午後は、イメージプラン社長で「東洋と西洋の知の融合研究所」理事長でもある田口佳史氏による特別講義「時代とリーダーシップ」。若いころに松下幸之助に会って影響を受けた話のほか、東洋思想を中心に経営者が備えるべき「徳」とその実践のヒントが披瀝されました。