「松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2015年7月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。
【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第9期 第5回
テーマ：みずからを知る～自己観照と素直な心
七月二十三日、二十四日、第九期第五回が「みずからを知る～自己観照と素直な心～」というテーマで開催。初日は課題発表「自社の長所・短所」から。ふだんまとまった時間をとってじっくりと考えることの少ないテーマだけに、自社の力を冷静に振り返るという作業を通じて、皆多くの気づきを得るとともに、他の受講生の事例からも大いに学んだ様子でした。
続いて、弊社・川上恒雄による講義「みずからを知ることの大切さ」と、当塾主幹講師・虫明正治による講義「適正経営と経営の基本度チェック」。
二日目の午前は、まず虫明が前日の講義の続きを行い、その後、同じく虫明による討議と事例研究「素直な心について」。松下が終生求め続けた「素直な心」とはどのようなものか、またそれは経営や人生においてどのような意味を持つかについて、学びを深めました。
午後は、がんこフードサービス会長の小嶋淳司氏による特別講話「私の経営理念とその実践」。高校二年で家業のよろず屋を継ぎ、右も左も分からないところから「どこよりもよいものを、どこよりも安く提供する」という理念を導いた過程や、九九パーセント不可能と思っても命を懸けてやると決意してやり遂げてきた来し方など、長年の経験に基づく奥深い話を語っていただきました。
