人材育成

おまえまでが......――人を見る眼〈3〉

 松下電器の社員が五十名くらいになっていた、夏の暑い日であった。その日のうちに、どうしても仕上げてしまわなければならない仕事があって、五、六人の社員が幸之助から残業を命じられて

人材育成

一度目は経験、二度目は失敗――人を見る眼〈2〉

 昭和三十年ごろのこと、競争の激化によって、電機業界は非常に混乱していた。松下電器の代理店のなかにも倒産するところが出て、被害総額は数百万円にものぼった。    

人材育成

役に立たない人はおらん!――人を見る眼〈1〉

 昭和三十年代の前半、あちこちに事業所が増えつつあった松下電器の急成長時代のことである。ある営業所長が、幸之助に、自分のところは新しい職場で、いろいろなところから人をまわしても