松下幸之助用語

任せて任せず

 

用語解説

 松下幸之助は従業員に仕事を与えるとき、その長所を見、仮に経験、実績がなくても、潜在能力を信頼して大胆に仕事を任せてきた。そのために多くの人が育った。これには松下幸之助が病弱で、個人経営の時代から人に仕事を任せざるを得なかったという事情も影響しているようである。
 仕事は任す、しかし任せっ放しではいけない。適時適切に報告を聞き、事と次第によっては的確な指導、助言を与えなければならない。それが責任者の務めである。事実、松下幸之助は病床に部下を呼び、報告を聞き指示を与えることも少なくなかったという。任せて任せず、これが松下幸之助流の仕事の与え方であり、人の育て方であった。