松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、ＰＨＰ社員が「これぞ！」と思う１冊（『道をひらく』を除く）をオススメするコーナーを設けました。
今回は、よりよく生きるためにオススメしたい１冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。
『人生談義』
『ＰＨＰ』誌に昭和62年１月号から平成元年７月号まで連載された「人生談義」に、昭和59年１月号から３年間連載された「思うまま 感ずるまま」から15編を加え、１冊にまとめたもの。
わたしのオススメ理由
どこを読んでも松下幸之助の思いがひしひしと伝わってくる
「松下幸之助の最晩年に、人生について語った珠玉のエッセイ46編」と帯にあるが、どこを読んでも松下幸之助の思いがひしひしと伝わってくる。特に、「人生を生き切る」は何度読んでも読むたびに目頭が熱くなる。人生を、「よりよく生きたい」と願うときに、１編でもお読みいただければと思う。（木村 寛之）
人生で大切なことが散りばめられていて、豊かな気持ちになる
松下幸之助が92歳から亡くなる直前までPHP誌に綴り続けたエッセイ。恬淡とした語り口の中に、素直、感謝、熱意といった人生で大切なことが散りばめられていて、豊かな気持ちになります。有名な挿話も含まれていますが、それらを振り返る松下幸之助の柔らかな眼差しが感じられて、ついひき込まれてしまいます。（柳原 啓二）
『人生心得帖』
生きがいとは､ 成功とは､ 運命とは。松下幸之助が､ 自らの体験を通じて語る人生哲学｡「心得帖」シリーズの第４弾。
わたしのオススメ理由
よりよき人生を生きる為のヒントが詰まっている
生きることに思い悩んだ時、松下幸之助の体験に基づく考えを読み、気持ちが前向きになったことを思い出します。よりよき人生を生きる為のヒントが詰まっていて、我が家では子供の小学校低学年時に、分かりやすいトピックを選び、読み聞かせをしました。生きていく上で、年齢問わず皆に読んで欲しい一冊です。（高岡 知子）
『実践経営哲学』
幾多の苦境、体験の中からつかんだ松下幸之助ならではの経営観、経営理念。"不確実性"が叫ばれる現代、経営の原点とは何かを全経営者、ビジネスマンに問う。
わたしのオススメ理由
「人生経営」を成功させるための基本の考えを学べる
"経営"とタイトル付けされているため、主に経営者やビジネスパーソンのみを対象とした著書であると連想しがちだが、一個人としての「人生経営」を成功させるための基本となる考えを学べる内容だ。自分自身の経営を成功させることが不確実な時代を生き抜く術であることから、すべての人におススメしたい。（関 大智）
2021.6.25
