松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。
今回は、PHPに関心を持った方にオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。
『松下幸之助 PHPにかける私の願い』(『松下幸之助発言集』第42巻)
本発言集は、松下幸之助の発言の記録を整理・編纂したものである。本発言集に収録した発言は、講演、対談、インタビュー、記者会見、松下電器グループ内での講話、訓話、PHP活動に関連する発言である。
わたしのオススメ理由
PHP活動の原点を確認できる一冊
PHP研究の初期から幸之助の晩年まで、自らが折に触れて社員に語った、PHPへの想いが詰まっています。『人間を考える 新しい人間観の提唱』につながる、人間をどうとらえ、幸福をいかにしてひらいていくかについても、熱意を込めて語られています。PHP活動の原点を確認できる一冊です。(大谷 泰志)
『実践経営哲学』
幾多の苦境、体験の中からつかんだ松下幸之助ならではの経営観、経営理念。"不確実性"が叫ばれる現代、経営の原点とは何かを全経営者、ビジネスマンに問う。
わたしのオススメ理由
いつか「素直な心」になれると信じ、前に進ませてもらえる
本書の最終章である、「素直な心になること」が、松下幸之助のもっとも言いたかったことではないかと思っています。PHP歴30年以上でも未だ"素直初段"になれていない自分ですが、きっといつかなれると信じ、前に進ませてもらえています。(市川 孝夫)
2023.6.25