松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。

今回は、壁に立ち向かうあなたにオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。

『道をひらく』の次にオススメ

高橋荒太郎著『語り継ぐ松下経営』


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松下電器を創業者・松下幸之助とともに築き「経営の神様」松下幸之助が惚れた男・高橋荒太郎 「松下の大番頭」と呼ばれた著者が、みずからの体験を通して松下経営の真髄を語る。

わたしのオススメ理由

現場の最前線での経験から大切なことを教えてくれる

松下氏がただ一人"さんづけ"で呼んだ大番頭・高橋荒太郎氏の著書。瀕死のモーター事業、蓄電池事業を始めとする事業会社の再建、フィリップス社との技術提携の交渉等、現場の最前線で多くの困難を乗り越えてきた。経営理念に徹底的に拘ることの大切さ、リーダー自らが先頭に立ち部下を鼓舞し、その姿を見せることの大切さを教えてくれる。(宮坂 重徳)

『人間を考える』


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PHP研究所を創設以来考え続けてきた人間の本質についてまとめたもの。昭和47年版には、「新しい人間観の提唱」と、有識者による「人間を考える」を読んでの感想を収録。昭和50年版では、有識者による感想を割愛、「新しい人間観の提唱」に「真の人間道を求めて」を追加し、「人間を考える・第一巻」と改題した。文庫本には、「新しい人間観の提唱」「真の人間道を求めて」に加え、昭和47年版所収の有識者による感想を再録。

わたしのオススメ理由

これからの自分の人生の在り方を考える参考になる

人生で初めての高い壁を経験する人が多いと思います。自分と向き合うことから就活を始め、自分の存在意義を考えたとき、「新しい人間観の提唱」を読んで、前向きにこれからの自分の人生の在り方を考える参考になると思います。これまで数回の採用面接官を経験したからこそ、学生の皆さんにお勧めしたいです。(今岡 悦子)


今までご覧いただきありがとうございました。

2023.12.25