松下幸之助経営塾」は、経営者を対象にした松下幸之助の経営哲学を学ぶための公開セミナーです。2020年7月に開催された同塾の研修風景の一端をご紹介します。

【塾生通信 日に新た】松下幸之助経営塾 第19期 第4回

半年ぶりの再開で志を確認

オンラインによる二回のフォローセミナーを挟み、前回から半年ぶりの七月十七日、十八日、第十九期の第四回が、「すべてに学ぶ~万物万人皆わが師」というテーマで開催されました。

初日は、塾生の課題発表「前半三回までの学びと実践」からスタート。二度の開催延期によるブランクを感じさせない、力強い発表が聞かれました。次に、弊社京都本部と同じPHPビル内にある松下資料館を見学。遠藤紀夫館長による説明を聞いた後、松下幸之助に関する数多くの映像や音声などに触れました。

二日目はまず、熊本県内でスーパーストア事業を展開している塾生より、七月の豪雨被災の復旧に関する話があり、みな真剣に耳を傾けていました。その後はグループ討議に続き、弊社・川上恒雄の講義「すべてに学ぶことの大切さ」。どんな体験でもみずからの経営に活かしていこうという松下の貪欲な姿勢を学びました。

午後は、六月の第二十期第二回同様、元キリンビール副社長で100年プランニング代表の田村潤氏が特別講話をしました。最後に、経営者として成長するには何をどのように学ぶべきか、グループ討議を行ない、パナソニック客員で当塾アドバイザーの塩川順久氏が総括。コロナで厳しい経営状況が続く企業が多い中、この難局に立ち向かい、志を高めることをあらためて確認した二日間となりました。

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