Q60:幸之助の以下のエピソードで当てはまるものは?

「健康管理も仕事のうち」とたびたび社員に呼びかけていた幸之助ですが、それでもどうしても病気になってしまった時、どのような心持ちが大事だと言っているでしょうか?

(1)病気になったことを受け入れて病気と仲良くつきあう

(2)病気のことをなるべく気にしないようにする

(3)何としても治してやろうという強い気持ちを持つ

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解答&解説コラム

 (1)が正解です。

 

 若いころから病弱だった幸之助は長年にわたり、自分の健康に気を配ってきました。また、社員にも常に心身の健康管理の大切さを訴え、会社としても社員の健康維持に配慮するが、各自がいろいろ工夫して健康を保つよう心がけてほしいと言っていました。
 とはいえ、いくら気をつけていても、時には健康を損なうことがあります。そのような場合の心のもち方として、幸之助は自身の体験を踏まえ、次のように説きます。

 

「不安であっても病から逃げてはいけない。病を恐れて遠ざけていれば、病はあとから追いかけてくる。病を味わい、病と仲よくすれば、しまいには病のほうから卒業証書をくれるものである」

 

 若くして肺尖カタルを患った際にも悲観的にならず、これも運命だと受け入れ、病気とつきあい続けたと幸之助は述べています。