松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。
今回は、人材開発や組織開発に携わる人にオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。
←子どもが大きくなったときにオススメ
『事業は人なり』(旧書名『人事万華鏡』)
企業は人なり! 経営者たる者、複雑な人の心をつかみ能力を十分に発揮させるには、何をなすべきか。人を生かし、育てる心得を説きあかす。
わたしのオススメ理由
企業教育の原点に立ち返らせてくれる
本書の中で、人を育てるということは、よき企業人を育てること以上に、よき社会人を育てる必要があることが言及されています。有名企業による相次ぐ不祥事など、「公」の意識が薄れつつある現代において、成果の見えやすい能力開発のみに陥りがちな企業教育の原点に立ち返らせてくれる一冊です。(宍戸 瑞季)
成長企業になるための「人づくり」を学べる
「人を使うは苦を使う」と言うように、人材の育成や活かし方に悩みを抱える経営者や組織リーダーは少なくないが、本書はそれに応える"人間通"の人材マネジメント・バイブルだ。「働き方改革」に成功しているある経営者からも、まさに座右の書にしていると伺った。成長企業になるための「人づくり」を学ぶ一冊。(佐々木 賢治)
2021.3.25