松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。

今回は、仕事で成功したいときにオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。

社会人生活に慣れてきた若手社員にオススメ

『経営心得帖』


経営心得帖

『商売心得帖』の続編ともいうべきもので、経営の心得、人事の心得、不景気や困難に対処する心得を説く書。

わたしのオススメ理由

「やり抜く覚悟」のもちようが大事だとわかる一冊

できる人できない人の違い。それは覚悟の差である。「やる」と決めることは誰にでもできるが、最後まで「やり抜く」ことはなかなかできない。これができる人とできない人との差、経営意識を持っている人と持っていない人との差である。常に「やり抜く覚悟」をもち続けたい。(佐藤 義行)

『実践経営哲学』


実践経営哲学

幾多の苦境、体験の中からつかんだ松下幸之助ならではの経営観、経営理念。"不確実性"が叫ばれる現代、経営の原点とは何かを全経営者、ビジネスマンに問う。

わたしのオススメ理由

うまく行かないときも落ち着いて自分を見直すことができる

もともとは経営者、幹部向けの一冊だと思いますが、一般社員でも何のためにこの仕事をしているのか、どんな考え方が大事なのかを腑に落ちることばで後押ししてもらえる一冊です。「必ず成功すると考えること」「世間は正しいと考えること」など、うまく行かないときも落ち着いて自分を見直すことができます。(安田 照雄)

リーダーになり、仕事を進めなくてはいけないときに支えとなった

自分がリーダーとなり、仕事を進めなくてはいけないときに支えとなった一冊。本書の中で「大切なのは形ではなく心構え」、そう松下幸之助は述べている。自分の強い思い、確固たる軸があってこそ、人は前に進むことができる。何のために働くのか、今すべきことは何なのか――読めば、その答えがきっと見つかる。(細井 郁美)

『商売心得帖』


商売心得帖

事業一筋半世紀、 その豊富な体験と深い思索から説く商売のコツ、ビジネスの基本の数々。いかなる時代にも通ずる商売の初心・本質を淡々と語る。

わたしのオススメ理由

独立や起業を考えている人にも、おすすめしたい一冊

営業やものづくりで迷うたび、読み返しています。これを読むと、売れるものには売れる理由があることがわかるんです。「経営の神様」とも呼ばれた松下幸之助の商売論には、説得力しかありません!組織づくりについての章もあるので、独立や起業を考えている人にも、ぜひおすすめしたい一冊です。(水野 由貴)


松下幸之助を知りたい人にオススメ

2022.9.25