松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。

今回は、人とうまく接するためにオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。

すべての社会人にオススメ

『人間を考える』


人間を考える

PHP研究所を創設以来考え続けてきた人間の本質についてまとめたもの。昭和47年版には、「新しい人間観の提唱」と、有識者による「人間を考える」を読んでの感想を収録。昭和50年版では、有識者による感想を割愛、「新しい人間観の提唱」に「真の人間道を求めて」を追加し、「人間を考える・第一巻」と改題した。文庫本には、「新しい人間観の提唱」「真の人間道を求めて」に加え、昭和47年版所収の有識者による感想を再録。

わたしのオススメ理由

年齢に関係なく、一度は読んでみることをお薦めしたい

生きていると、人を素晴らしいと思う時も、くだらないと思う時もあるが、私は後者の時に読み返している。色んな人がいるけれど、人間が最後に持っているものは何にも勝る素晴らしいものであると考えると、少し気持ちが軽くなる。年齢に関係なく、一度は読んでみることをお薦めしたい本です。(竹田 耕平)

『素直な心になるために』


素直な心になるために

素直な心をもってお互いが生きていくところから、よりよき共同生活が実現し、一人ひとりの幸せも高められていくと説く。

わたしのオススメ理由

誰かの力を借りる時に、欠かすことができないものこそが「素直な心」

編集者とは「集」めて「編」む者です。著者やデザイナー、校正者といった方々の力を借りることで、本や雑誌は出来上がります。企画段階では、もっと多くの人から智恵をいただかなくてはなりません。そして誰かの力を借りる時に欠かすことができないものこそが、素直な心だと思うわけです。(大山 耕介)

「素直な心の内容十カ条」を思い出し、自分の過ちに気付かされる

心に余裕がない時など、他者への思いやりがない行動をしてしまいそうになります。そんな時、本書の「素直な心の内容十カ条」を思い出すようにしています。全て大切ですが、特に「耳を傾ける」「寛容」には、視野が狭くなり、無意識に相手に対して攻撃的になっていたことに気付かされます。(匿名)

『事業は人なり』


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企業は人なり! 経営者たる者、複雑な人の心をつかみ能力を十分に発揮させるには、何をなすべきか。人を生かし、育てる心得を説きあかす。

わたしのオススメ理由

人心の妙味がちりばめられていて、心に寄り添ってくれる一冊

「人事万華鏡」というこの本の旧題が好きです。この本には人心の妙味がちりばめられています。部下に限らず、誠意をもって接しても逆に受け取る人は、10人中、2人は必ずいます。自分を批判する人は何かを教えてくれる人。何色もの色紙とガラスの小片が入っているから万華鏡は美しい。心に寄り添う一冊です。(森江 啓惠)


ネガティブ思考から抜け出せないときにオススメ

2023.4.25