松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。
今回は、日本と平和を考えるときにオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。
『日本と日本人について』
日本と日本人の特質、伝統の精神を正しく自覚認識し、今日に活かそうと、すべての日本人に問いかける書。
わたしのオススメ理由
松下幸之助が日本人とは何か、日本人とはいかにあるべきかを考察したもの
歴史街道編集部に異動した際、当時の担当役員に勧められた一冊だ。松下幸之助が日本の歴史を俯瞰しつつ、日本人とは何か、そして日本人はいかにあるべきかを考察したものである。日本の伝統精神に触れるだけでなく、自分という存在を歴史の中に位置づけて考えることができ、多くの示唆を与えてくれる。(村田 共哉)
『素直な心になるために』
素直な心をもってお互いが生きていくところから、よりよき共同生活が実現し、一人ひとりの幸せも高められていくと説く。
わたしのオススメ理由
今私たちが直面している争いにも通ずる内容
幾度となく松下幸之助から聞いてきた言葉だが、読み直してみると対立や争いなど、今この時の話をされているのではないか。素直な心のない場合の弊害「独善に陥りやすい」では、私心にとらわれ独善に陥り戦争を引き起こしたナチスドイツのヒトラーを例にあげているが、今私たちが直面している争いにも通ずる内容だ。(匿名)
2023.8.25