11/10発売『Voice』12月号に、同誌1981年7月号に掲載された松下幸之助の原稿が再録されました。タイトルは、「日本的経営と伝統精神」です。ご購入の際は、ぜひご一読ください。

 

内容

一部紹介

戦後の発展の要因

今日のわが国の経済面を中心とした急速な発展は、どういうところにその要因があるのかを考えてみますと、具体的にはいろいろのことがありましょう。しかし、その根底となるものは、決して戦後の日本に急に生じたものではないと思います。それはやはり、わが国において長い歴史のなかで行なわれてきた躾や教育、あるいはものの考え方などを通じて培われてきた、日本の伝統、日本人としての伝統精神というものに基づくものと考えられます。
 

主座を失わず消化吸収

主座を保つということは、言い換えれば主人公としての立場に立つということです。また、自主性、主体性をもつということでもあります。つまり、外国からいろいろな物を受け入れるに際しては、それらをたんに鵜呑みにするのでなく、日本人としての立場を失わずに、日本の伝統に則し、日本流によく咀嚼して、消化吸収してきているのです。
 

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2016.11.15