松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。

今回は、人生・仕事が思い通りに進まないときにオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。

いまの日本と日本人にオススメ

『人間を考える』


人間を考える

PHP研究所を創設以来考え続けてきた人間の本質についてまとめたもの。昭和47年版には、「新しい人間観の提唱」と、有識者による「人間を考える」を読んでの感想を収録。昭和50年版では、有識者による感想を割愛、「新しい人間観の提唱」に「真の人間道を求めて」を追加し、「人間を考える・第一巻」と改題した。文庫本には、「新しい人間観の提唱」「真の人間道を求めて」に加え、昭和47年版所収の有識者による感想を再録。

わたしのオススメ理由

正しく衆知を集め、原則に立ち返って、背筋が正される一冊

上手くいかないときには、松下幸之助のいう「礼の精神」が欠け、どこか素直さが足りていない場合があると感じます。道を定めて正しく衆知を集めることが物事の達成に通ずるという原則に立ち返って、背筋が正される一冊です。(小松 色葉)

『縁、この不思議なるもの』


縁、この不思議なるもの

すべての人をわが師として、その教えを実践してきた松下幸之助が語る思い出の人。『PHP』誌に連載された12編に、 新たに8編を加えてまとめた書。

わたしのオススメ理由

松下幸之助が、自分に大きな影響をもたらした「縁」について綴った一冊

人生の折々に、さまざまな助言や指導を受けた人々との出会い―松下幸之助が、今日の自分に大きな影響をもたらした「縁」について綴った一冊。人生には不思議な出会いがちりばめられていて、自分が出会った大切な人との「縁」の不思議さに気付かされる。思うように人と会えない今こそ、読んでほしい。(有働 いづみ)

『人生と仕事について知っておいてほしいこと』


人生と仕事について知っておいてほしいこと

本当の成功とは何か。運命を生かしつつ幸福になるために大切なこととは――。松下幸之助が人生や仕事について語った講話録。厳しい現実と向かい合うための心の羅針盤。

わたしのオススメ理由

読むたびに感じ方が違うので、くり返し読みたい一冊

人生に対しても仕事に対しても、素直さや謙虚さの大切さを説いている。そしてビジネスパーソンとして重要な責務は「みんなに愛されること」。そのうえで、悠々と天命に従えばおのずと幸せに導かれるものと気づかせてくれる。41項目のエピソードは、読むたびに感じ方が違うので、くり返し読みたい一冊。(堀井 紀公子)

あたりまえの事、大切な事をあらためて思い出させてくれる一冊

自分が今どこに立っているのか見失う時がある。そんな時にこの本は、人として社会人としてのあたりまえの事、大切な事をあらためて思い出させてくれる。読む時期によって感じ方は変化していく。だからこそ、その時々に読み返し、今の自分の足元を確認する手助けにして欲しい。(石橋 陽子)

『人生心得帖』


人生心得帖

生きがいとは、 成功とは、 運命とは。松下幸之助が、 自らの体験を通じて語る人生哲学。「心得帖」シリーズの第4弾。

わたしのオススメ理由

視野を広げ、前向きに歩む力を与えてくれる一冊

もっとも印象に残っているのが「人間としての成功は天分を生かしきること」という一節。うまくいかない時は、他人をうらやんだり自分の不運を嘆いたりしがちですが、本書は自己肯定感を高め、視野を広げてくれるとともに、どんな状況・境遇にあっても前向きに歩む力を与えてくれます。(森知 さおり)

『私の行き方 考え方』


私の行き方考え方

丁稚奉公時代から創業・伸展時代のエピソードを交え、事業経営成功の秘訣を語る。昭和二十九年に甲鳥書林、昭和三十四年に衣食住出版からも刊行している。

わたしのオススメ理由

初心を思い出し、進むべき道が開けて勇気も持てる一冊

松下幸之助の半生が記されている本です。様々な困難な局面に遭遇した時にどのように考えて行動されたのかを学ぶことができます。人生の節目や大きな決断で悩んでいる時に読み返すと心が落ち着きます。初心を思い出し、進むべき道が開けるとともに、進む勇気も持てる一冊です。(長岡 由枝)

『指導者の条件』


[新装版]指導者の条件

日本・中国を中心に先人のエピソードを紹介しながら、 指導者のあり方について、 102カ条にわたって述べた書。

わたしのオススメ理由

自分の至らなさを思い知り、松下幸之助の言葉に励まさせる一冊

松下幸之助の「座右の書」。実はこの本が苦手だ。古今の先人のすぐれた事例と松下幸之助の解釈は、歴史読み物として楽しめるが、同時に自分の至らなさを思い知るからだ。「あとがき」は必ず読む。「自分がいかに実行できていないかということを改めて感じさせられてもいる」という創設者の言葉に、励まされる。(瀬間 芳恵)


※次回は2021年9月25日に更新予定です。

2021.8.25