松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこでこのたび、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。
引き続き、研究スタッフによるオススメ本をご紹介します。
←研究スタッフ編(4)
『人生心得帖』
生きがいとは、 成功とは、 運命とは。松下幸之助が、 自らの体験を通じて語る人生哲学。「心得帖」シリーズの第4弾。
こんなときにオススメ!
仕事、人生、人間関係に悩んだとき
松下幸之助の人生観がギュッと詰まった本書は、仕事、人生、人間関係などで悩む、あらゆる人におすすめです。さまざまな苦労をしてきた幸之助だからこそ語れる、優しくも力強い言葉の数々は、私達に多くの刺激と気付きを与えてくれます。「明日からまた頑張ってみようかな」。そう思える1冊です。(押谷 真里奈)
『素直な心になるために』
素直な心をもってお互いが生きていくところから、よりよき共同生活が実現し、一人ひとりの幸せも高められていくと説く。
こんなときにオススメ!
気持ちを整えたい
「素直な心」とは、私心がなく、一つのことにとらわれない心。日々の暮らしの中でとらわれたり迷ったりした時、本書を読むことで気持ちが整ってきます。創設者ご自身が「素直な心」になるための参考書でもあり、一人でも多くの人が共に素直な心を高めていかれるようにとの思いがつまっています。(坂田 美子)
"いい子"から脱したい
"いい子"を演じている人たちへ。一般的に"素直"というと、従順で人に逆らわない様子を指しますが、正しくないと思うことにでも従うのは、本当に"素直"と言えるでしょうか。それはリスクを避けたいという"私心"にとらわれているだけ。松下幸之助の言う"素直な心"とは、もっと力強いものです。(長尾 梓)
『PHPのことば』(再編集版書名『松下幸之助の哲学』)
真の繁栄・平和・幸福に満ちた社会を実現する道はどこに。本書はその考え方をまとめた、いわばPHPの原点。昭和50年発刊の改訂版には「第一次研究十目標」を収録。
こんなときにオススメ!
松下幸之助と対話を
PHP研究所の原点であり、松下哲学の集大成。松下幸之助は戦後、研究員と共に日本の繁栄・平和・幸福を実現するため日々思索、研究を重ねてきました。本書を通して、幸之助と対話・問答をし、PHP研究の続きをしてみませんか? 本書は現在入手困難ですが、再編集した『松下幸之助の哲学』があります。(時政 和輝)
2020.5.25