松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。
今回は、進路に悩む受験生、浪人生、就活生にオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。
『経営のコツここなりと気づいた価値は百万両』
経営者はどのように商売や経営をとらえるべきか。 長年の事業体験を通して会得した商売、 経営のコツを披瀝した書。
わたしのオススメ理由
経営だけでなく、人間とはどうあるべきかについて考えさせられる
経営のコツは当たり前のことを当たり前にやる。日々自身を振り返り、なんとこれが難しいことかと痛感しています。この本は経営だけでなく、人間とはどうあるべきかという事にもつながる本だと思いますので、経営者や役職についている方はもちろん、これから社会人になる方にもお勧めです。(橘 聡美)
『人生心得帖』
生きがいとは、 成功とは、 運命とは。松下幸之助が、 自らの体験を通じて語る人生哲学。「心得帖」シリーズの第4弾。
わたしのオススメ理由
「人生の成功は自分で定義すればいい」と教えてくれる
「自分に与えられた天分を完全に生かしきる。そこに自他ともに満足し得る人間としての正しい生き方があり、成功がある」。人生の成功は自分で定義すればいい。医学部や旧帝大に進学することのみが成功ではない。視野狭窄になりがちな受験生、浪人生におすすめです。(丹羽 恵美)
『社員心得帖』
若手、 中堅、 幹部社員それぞれが自らを高めるためになすべきこと、 考えるべきことは何か。『商売心得帖』『経営心得帖』に続く 、「心得帖」シリーズ第3弾。
わたしのオススメ理由
入社後だけでなく、ESや面接でも役に立つ一冊
OB訪問を受けると「どんな人と働きたいですか?」とよく質問されます。その回答の最後に紹介するのがこの本です。私自身が就活中に読みましたが、一社員として働く基本がスッと頭に入ってきて、入社後はもちろん、ESや面接でも役立ちます。異動や転勤で働き方が変わるたびに読み返す一冊です。(橋本 純一)
『人生談義』
『PHP』誌に昭和62年1月号から平成元年7月号まで連載された「人生談義」に、昭和59年1月号から3年間連載された「思うまま 感ずるまま」から15編を加え、1冊にまとめたもの。
わたしのオススメ理由
行き詰まりを感じた時に読むと、困難に向き合える
就職活動の時期に毎日読んでいました。松下幸之助が逝去する直前、また昭和から平成に変わる頃の寄稿文が収録されています。次代を生きる人に宛てた最後の手紙のように書かれており、行き詰まりを感じた時に読むと、小さな困難なら何とかなる、大きな困難にも困らない気持ちになります。(角田 裕司)
2022.5.25