松下幸之助の著書は数多くあるため、どの本から読めばいいのかわからない、といったお問い合わせをよくいただきます。そこで、PHP社員が「これぞ!」と思う1冊(『道をひらく』を除く)をオススメするコーナーを設けました。
今回は、節目節目の振り返りにオススメしたい1冊です。
本コーナーは、社員からの声を随時追加してまいります。
『人生と仕事について知っておいてほしいこと』
本当の成功とは何か。運命を生かしつつ幸福になるために大切なこととは――。松下幸之助が人生や仕事について語った講話録。厳しい現実と向かい合うための心の羅針盤。
わたしのオススメ理由
節目節目に自らを振り返るためにお薦め
冒頭にあるように、松下幸之助は「愛嬌」を非常に大事にしていた。私も会社生活や人生の中でそう思うことがしばしばある。「愛嬌」も大事だし、この本は人間として成長するために、人生で成功するために、仕事で成功するためにと、節目節目に自らを振り返るためにお薦めの1冊である。(萩生田 尚徳)
『素直な心になるために』
素直な心をもってお互いが生きていくところから、よりよき共同生活が実現し、一人ひとりの幸せも高められていくと説く。
わたしのオススメ理由
自らを振り返るときに開きたい一冊
世界中の人々が素直な心になることができれば、世界は今よりも良くなるーー初めて読んだとき、松下幸之助の熱い想いに惹きつけられました。よりよき社会の実現のために働くことができているか、周りの人の言葉を素直な心で受け止められているか......自らを振り返るときに開きたい一冊です。(須﨑 真央)
『人間を考える』
PHP研究所を創設以来考え続けてきた人間の本質についてまとめたもの。昭和47年版には、「新しい人間観の提唱」と、有識者による「人間を考える」を読んでの感想を収録。昭和50年版では、有識者による感想を割愛、「新しい人間観の提唱」に「真の人間道を求めて」を追加し、「人間を考える・第一巻」と改題した。文庫本には、「新しい人間観の提唱」「真の人間道を求めて」に加え、昭和47年版所収の有識者による感想を再録。
わたしのオススメ理由
視座を高めるために、折に触れて読み返したい一冊
人生の岐路に、松下幸之助の「宇宙観」や「人間観」に触れると、考え方や生き方を自省することがしばしばある。人を尊重して、いっさいを容認し、善処していけるか。これらを追求することが、自分の人生を生き切ることに繋がると思わせてくれる。視座を高める為に、折に触れて読み返したい一冊だ。(川浪 光治)
2022.12.25