人間観

人間道とは――人間とはなにか〈9〉

 人間には、万物の王者としての偉大な天命がある。かかる天命の自覚に立っていっさいのものを支配活用しつつ、よりよき共同生活を生み出す道が、すなわち人間道である。人間道は、人間をし

人生

感謝とこわさ――いまを生きる、これからを生きる〈9〉

 感謝とこわさを知らぬ者は、人間にあらずして、いわば動物と同じである。個人でも、団体でも、感謝とこわさを知らないと、必ず自己の力を過信し、ついには暴力や権力に頼るようになる。た

国家

教育がゆきとどいた国とは――これからの日本人へ〈9〉

 ある教育家が、この国ほど教育のゆきとどいている国はどこにもないと話されていましたが、なるほど、わが国に自分の姓名を書くことのできない人はほとんどいないといってよいくらいであり

経営

指導者としての織田信長――真の商売、真の経営とは〈8〉

 たとえば織田信長という人は、ずいぶんワンマン的な大将だったようですが、その信長でも、やはりつねに軍議なり評定というものをやっています。桶狭間の合戦のような非常の場合でも、結果

仕事

観念をする――仕事において大切なこと〈8〉

 “観念をする”――こういう度胸というようなものが、インテリといわれる人にはなかなか少ないようです。頭が少しできているから計算する、打算的になるというわ

人間観

鉄のかたまりは1つになるが......――人間とはなにか〈8〉

 みんなが一つのものであれば、一つになってしまいます。三つの鉄のかたまりを溶解してやれば一つの鉄のかたまりになってしまいます。それは同じものだからそうなるのです。けれども、人間

人生

流れる水は腐らない――いまを生きる、これからを生きる〈8〉

 ことわざに、「流れる水は腐らない」というのがある。また、「淀む水に芥(あくた)たまる」ともいう。これらの言葉は、何ごとにつけ常に流動、活動しているものには、沈滞とか腐敗といっ

国家

各地方が独立国家であれば――これからの日本人へ〈8〉

 考えてみるに、北海道に限らず、東北地方にしても、あるいは四国や九州にしても、それらの地域がそれぞれ独立国家であるならば、その国家経営というものには、現在とはまた違ったかたちに

経営

商売の何たるかを解するには――真の商売、真の経営とは〈7〉

 日本中には商売をしている人はたくさんいますが、大部分は小売屋さんという立場の人で、大会社というのはごくわずかです。だから、日本人全体の姿を知ろうと思ったら、こういう立場の方が

仕事

仕事に命をかける――仕事において大切なこと〈7〉

 命は原則として大切にしなくてはなりません。けれども、その上に立って、仕事に命をかける、いつ何どきでもおれは死んでもいいぞというような心意気に立つ。そうしてこそ、人を動かし、事

人間観

母の愛――人間とはなにか〈7〉

 たとえば母親は慈愛の心をもっておりますが、場合によっては子を叩きます。叩くということは慈愛の心に反する。母にその心がないかといえば、決してそうではなく、母の愛はやはり一貫した

人生

嫉妬心は狐色に程よく妬くべし――いまを生きる、これからを生きる〈7〉

 嫉妬心は宇宙の法則として与えられている限り、これを取り除くことはできません。あたかも、万有引力をなくすることができないのと同じであります。ところがこれが宇宙の法則であることに