人生

譲り合いと辛抱と――いまを生きる、これからを生きる〈14〉

 むかしからの言いつたえでは、日本には、やおよろずの神と言って、神さまが八百万もおられたということだが、八百万もおられたら、神さま同士でも、ものごとをまとめる時には、やはり譲り

国家

片手に仕事、片手に政治――これからの日本人へ〈14〉

 今までのように、政治は政治家にまかせておけばいいのだと考えたり、自分の企業を中心とした立場から、政府に「ああしてほしい、こうしてほしい」と要望することはもういけませんね。片手

経営

世間とは鏡のごときもの――真の商売、真の経営とは〈13〉

 世間とは鏡のごときものである、いいかえれば神のごときものであり、その裁断は神の裁断であると思うんであります。そうでありますから、もし自分が誤ったことをしなかったら、必ず世間は

仕事

勤勉の徳――仕事において大切なこと〈13〉

 天災地変をまつまでもなく、粒々辛苦の巨万の富も、事あらば一朝にして失われてしまうことがしばしばある。形あるものはいつかは滅びるにしても、まことにはかない姿であるといえよう。だ

人間観

人間としての正しい道――人間とはなにか〈13〉

 人間には人間の歩んでゆく道が、本質的に与えられています。人間が、この道を歩みつつ、この道での完成をめざして進んでゆくことが善であり、これに反する行為が悪であると思うのでありま

人生

親孝行したいときには親はなし――いまを生きる、これからを生きる〈13〉

 ぼくが今日あるのは、決して自分の力や才覚のためではない、父の願いや思いというものが、ぼくの身体に伝わってきていたためではないか、という気がするのです。「親孝行したいときには親

国家

"文武両道"は"武文両道"ではない――これからの日本人へ〈13〉

 文武両道ということばをみてみますと、“文・武”であって、“武・文”ではありません。つまり主となるのは文であって、武はそれを守る

経営

渇しても盗泉の水を飲まず――真の商売、真の経営とは〈12〉

 会社というものは、何といたしましても自力経営をやらないといかん、他力本位ではいけない、自力でやらないといかん、それが立派な自主独立の姿であると、こう私は思っているんです。あっ

仕事

大丈夫の精神――仕事において大切なこと〈12〉

 われわれが社会に立ってやっていくときに、大事から身を引くということは許されないと思うんです。社会人として、また共同の生活者として、一人前として世に立っている以上は、大事に臨ん

人間観

文化が進むほど大きな災害が――人間とはなにか〈12〉

 釈迦、キリストこのかたといいますか、まあ歴史というものが記録に残ってからこのかた、人間観というものが少しも変わっていないのです。封建思想が民主主義になったとか、あるいは共産主

人生

福は近くにある――いまを生きる、これからを生きる〈12〉

よさは近くにあるんですな。福は近くにあるんです。それを遠くにあるように見ている。他人の花は赤い、というような感じがするんですな。 『松下幸之助発言集15』(1976)

国家

国民総和の精神を――これからの日本人へ〈12〉

 やはり、国民総和の精神を盛り上げないといかんですね。つまり今、不信感に満ち満ちているでしょう。総和というものがない。だから衆知がバラバラです。ですから、衆知を集めていかねばい